メイクで傷跡は隠せる?傷跡をカバーするベースメイクとは

[最終更新日]2016/12/05

傷跡 メイク 隠す

目立つ箇所にある切り傷、擦り傷、ニキビ跡……

こういった傷跡は、あまり目立たないようにしたいですよね。

今回は、傷跡を刺激することなく上手に隠せるメイクの仕方をご紹介します。

傷跡の上からメイクしても大丈夫なの?

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そもそも、傷跡の上からメイクを行っても大丈夫なのでしょうか?
これは「メイクの仕方次第」といえます。
メイクの仕方によって、セーフかアウトかの答えが変わります。

たとえば、傷跡を隠すためにファンデーションを厚塗りすることはアウトです。
傷跡やその周辺の皮膚は、傷跡がないときよりも外部刺激を受けやすい状態です。ファンデーションを塗ることが刺激となり、傷跡の炎症が悪化したり、傷の治りが遅くなったりする恐れがあります。

それでは、どのようなメイクなら傷跡の上から行っても良いといえるのか、詳しくお伝えしていきます。

ファンデーションを塗るなら薄めに

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傷跡には、ファンデーションを塗らないことが一番です。
薄く塗ったとしても、やはり傷跡や周辺の皮膚は刺激を受けてしまいます。

ファンデーションテープやミネラルファンデーションが手元にあるなら、そちらを使用したほうが傷跡を優しくカバーして隠すことができます。
※ファンデーションテープやミネラルファンデーションについては、後ほど詳しく説明します。

ただ、そういった製品が手元になく、どうしても傷跡を隠したいときもありますよね。
そのようなときは、ファンデーションをなるべく薄めに塗りましょう。傷口に赤みがあるときは、カラーをイエローベースにすると目立ちにくくなります。

スポンジや化粧パフの雑菌にも注意が必要です。新しいものに交換したり、石けん・中性洗剤・専用クリーナーなどで除菌したりするなどして、清潔なものを使用しましょう。
余談ですが、スポンジや化粧パフは、普段から一週間に一度は洗うようにしたほうが良いです。一週間使い続けた化粧パフを細菌検査すると、数万匹の雑菌が検出されるんですよ。

コンシーラーも、敏感肌タイプや低刺激性など肌に優しいものがあれば、そちらを優先して使用しましょう。

メイクを落とすときの洗顔料やクレンジング剤は、洗浄効果の強いものは傷跡への刺激となりますので、なるべく避けたほうがよいです。クリームやミルクタイプのクレンジング剤をおすすめします

ファンデーションテープを使う

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ファンデーションテープを使うことで、刺激を与えずに傷跡を隠すことができます。

ファンデーションテープとは、薄い肌色のテープのことです。傷跡などに貼って使います。
その名の通り、「テープ型のファンデーション」ともいえるものです。傷跡に貼ることで、ファンデーションを塗ったかのように隠すことができます。そのうえで傷を刺激しません。また、肌色に合わせられるように、カラーバリエーションのある製品もあります。

医療用テープなどと比較して、薄く目立たないように作られています。テープの薄さが0.02mmほどの製品もあります。

また、耐久性や防水性に優れている製品が多いのも特徴です。
耐久性に関しては、1週間ほど貼り続けることが可能です。
防水性に関しては、温泉やプールにそのまま入ることができます(もっとも、雑菌が繁殖しないように入浴やプールのあとは貼り替えるようにしましょう)。

ただ、色の濃い傷跡の場合は、完全に隠しきれないこともあります。それでも目立ちにくくはなります。また、あくまで傷跡を隠すことが目的なので、ファンデーションテープを貼ることで傷の修復が早まるというわけではありません。

ファンデーションテープの一般的な貼り方について説明します。
まず、テープを貼る箇所の皮脂や汚れを落とします。そして、テープの台紙を剥がし、傷跡を隠すように貼り付けます。このとき、空気が入り込まないように丁寧に貼ることがポイントです。その後、テープ上のフィルムを剥がしてください。

剥がし方については、専用リムーバーを使用する製品もありますが、専用リムーバーを使用せずにそのまま剥がせるタイプの製品が多いです。購入時に商品説明などをよく確認しておきましょう。

購入方法ですが、薬局やドラッグストアで購入できます。また、ネット通販で購入することも可能です。8枚~12枚入りの製品が多く、価格は1000円~2000円ほどに収まることが多いです。

ミネラルファンデーションを使う

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ミネラルファンデーションを塗って傷跡を隠すという方法もあります。

ミネラルファンデーションとは、ミネラル(主に酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、マイカなどの天然鉱物)を主成分として作られたファンデーションのことです。傷跡への刺激があまりなく、お肌に優しいため、美容皮膚科や形成外科などでも取り扱っていることがあります。

ミネラルファンデーションの歴史は1976年までさかのぼります。米国企業のSTBビューティ(現社名はベアエッセンシャル社)が開発・販売。傷跡にも使えるファンデーションとして、主に米国の病院(皮膚科や形成外科など)で使われていました。

その後、米国で話題となり一般家的でも使用されるようになりました。日本では少し遅れて2007年頃から人気が出始め、現在ではさまざまな製品が開発・販売されています。
※なお、2010年にベアエッセンシャル社は資生堂によって1800億円で買収されました。

そんなミネラルファンデーションの特徴は、落とす際にクレンジングが不要なことです。洗顔料を使用した一回の洗顔でラクに落とすことができるので、ファンデーションを落とす際も傷跡への刺激を大きく減らすことができます。

ただ、ミネラルファンデーションも多種多様です。ミネラルファンデーションと謳ってはいるものの、クレンジング剤を使用しなければ落ちにくいと言われているような製品もありますので、購入前によく口コミや評判を確認しておくことも大切です。

リハビリメイクを行う

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もし隠したい傷跡が簡単に隠せるものでなかったり、簡単に治せるものでなかったりする場合は、リハビリメイクという傷跡への向き合い方もあります。

リハビリメイク(リハビリテーション・メイクアップ)とは、かづきれいこ氏が発案したQOLを高めるためのメイクです。
※QOL:Quality of lifeの略。日本語に訳すと「生活の質」、「人生の質」。人生を物質的な豊かさのみで捉えるのではなく、精神的な豊かさも含めて捉える考え方。

身体機能に障害を負った人が社会復帰するために行うのが「リハビリ」であれば、外観に損傷を負った人が社会復帰するために行うのが「リハビリメイク」です。

かづきれいこ氏いわく、リハビリメイクの目標は下記の3つです。

(1)隠すことに主眼を置かず、
(2)メイクアップを通して最終的に患者さんが自分の外観を受容し、
(3)社会に復帰すること、またQOL(Quality of Life)を高めること
引用元:REIKO KAZKI公式ホームページ:リハビリメイクとは?

これまでは「傷跡を隠す」メイクの仕方をご紹介してきましたが、リハビリメイクは隠すことに主眼を置かず、「自分の外観を受容し、社会復帰やQOLを高めること」に主眼を置きます。

もし隠したい傷跡が簡単に隠せるものではなく、長期的に付き合っていくものであれば、リハビリメイクという傷跡への向き合い方があることも知っておいてくださいね。

本気で傷跡を治療したいと思うなら

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これまでは傷跡の隠し方や、傷跡への向き合い方についてご紹介してきましたが、傷跡を治療して改善したいとお考えの方もいらっしゃいますよね。

その場合は傷跡修正の専門クリニックを受診するという方法があります。
専門クリニックというのは、傷跡修正を行える美容皮膚科、形成外科、美容外科などのことです

傷跡修正の専門クリニックによっては、怪我による傷跡やニキビ跡だけでなく、やけどの跡、自傷行為(リストカットなど)の傷跡、帝王切開の傷跡、大きくなりすぎたピアスホールなども治療することができます。

どのような傷跡に対応できるかはクリニックによって異なりますので、事前に公式サイトや問い合わせなどで確認しておきましょう。

治療方法としては縫合やレーザー治療などがあります。
傷跡修正の治療費は、クリニックによりけりですが基本的に高いです。たとえば顔にある傷跡の縫合であれば、1cmで5万円ほど掛かるクリニックも少なくありません。レーザー治療に関しても、安くとも万単位の費用は掛かると考えておきましょう。

初回カウンセリング・初回診断だけなら無料の専門クリニックも多いので、本気で傷跡を治療したいと思うなら、まずはそういったクリニックに相談してみることをおすすめします。

まとめ

  • 傷跡を隠すためにファンデーションを厚塗りすることは避ける。
  • ファンデーションはなるべく薄めに塗る。
  • メイクを落とす時はクリームやミルクタイプのクレンジング剤がおすすめ。

 

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