タトゥー(刺青・入れ墨)除去は皮膚科へ?方法や費用・回数は?

[最終更新日]2017/02/12

タトゥー除去 皮膚科

いざ、タトゥー除去をするとなった時、何科の病院に行ったら良いか分からないものです。皮膚科?美容外科?クリニックとは…?となりますよね。

今回は皮膚科でタトゥー除去をする方法、費用や、何回通えば完全に除去できるかなどご紹介します。

タトゥーを消す方法って?

タトゥーを消す方法は、レーザー、切除縫縮、剥削、皮膚移植、の4種類あります。各治療方法と、術後の注意事項、アフターケア方法について説明します。

レーザー

治療方法は、タトゥーにレーザーを照射し、タトゥーの色素(染料)を壊してし、色を薄くする方法です。数か月ごとに複数回レーザーを当てる治療を繰り返します。黒や青色のタトゥーとの相性はよく、この2色ではほぼ色が分からないくらい落とすことができます。一方、最近はカラーも対応できる機械を導入する病院も増えていますが、カラータトゥーは色が薄れにくいと言われています。

メリットは薄く小さなものは、1回の照射で除去できることもあります。そして、術後の痛みや腫れは少ないこと、傷跡を残したくない方にもおすすめの方法です。

術後の注意事項とアフターケア方法ですが、「保湿」「紫外線対策」を十分に行うようにしましょう。レーザー治療は長期に渡るので、治療期間中のケアが大切となります。レーザー施術後は、皮膚を守る機能が低下して、刺激に敏感になるので、ケアを怠ると色素沈着を起こす可能性があるので注意が必要です。そのため、タトゥー部分が乾燥しないよう、保湿化粧水や美容液を塗ってケアをするようにしましょう。

また、紫外線は施術中の皮膚に刺激となります。日焼け止めクリームを塗って紫外線から肌を守ることが大切です。
皮膚科によっては抗生物質や美白剤を処方されることがあるので、処方されたものは最後まで飲むようにしましょう。

切除縫縮

切除縫縮とは、タトゥーがある部位の皮膚を切除し、タトゥーがない周りの皮膚で縫いよせる方法です。まず、タトゥーの大きさや幅、デザインをみてカットする場所を決めます。そして、直線やゆるやかなS字など縫い目の形と位置を決めて、できるだけ傷が大きくならないよう、縫い跡が膨らまないようにします。

切除縫縮のメリットは、タトゥー部分をカットするので一度で切除ができること、切除後は火傷跡のようにならず、切って縫ったような跡になることです。早くタトゥー除去したい方に向いています。

術後の注意事項とアフターケア方法ですが、手術で皮膚を縫うので傷口にかゆみを感じることが多いです。その際には触らないよう注意します。そのために、かゆみを抑える薬を塗り、傷テープ類で傷口を保護するようにします。

そして、アフターケアとして、傷口は細菌感染のリスクがあるので、抗生物質を飲んで予防します。傷口によっては化膿することもあるので、化膿をしたら膿みを出しに病院に行かなければなりません。

また、切除が広範囲の場合、重たい荷物を持ったり、ぶつけた場合傷口が開くことがあるので傷口に負担がかからないように生活をしましょう。あとは、傷口は紫外線にあうと色素沈着をするので、紫外線予防(日焼け止めクリームを塗るなど)は徹底しましょう

剥削

剥削とは、腕や足、胸、背中など広範囲に入っていたり、大きいタトゥーで、レーザー除去では長期間必要、かつ、切除縫縮できるボリュームでない場合、1度の治療で除去できる方法で、タトゥーを含んだ皮膚の表面を削り取る方法です。

メリットは、刺青の色が一色ではない方、黒や青の取りやすい色ではなく、カラーを含んでいる方、タトゥーが大きいなど長期間の治療が必要な方が一度に除去できることです。一方、皮膚を削るので、皮膚の炎症が落ち着くまでに時間がかかるため、細菌感染をしないよう注意が必要です。

術後の注意事項とアフターケア方法は、こまめに傷口の消毒、ガーゼ交換をするようにしましょう。術後は、タトゥーの範囲によりますが、広範囲が、ひどい擦りむき傷のような状態になります。その傷を治そうと「浸出液」が分泌され、ズルズルした状態になります。そのため、消毒を何回してもガーゼが汚れる状態が続くので、お手入れを怠らないようにしましょう。

また、皮膚を削るという大きな手術なので、実績とテクニックがある皮膚科に必ずかかるようにしましょう

皮膚移植

皮膚移植とは、言葉の通り、他の場所の皮膚を、タトゥーを取り除いた皮膚の上に移植することです。傷跡が目立ちにくい太ももや背中などから皮膚を切り取り、その皮膚を移植してタトゥー部分をふさぎます。剥削治療の後に、皮膚の表面を自然に見せるために行うこともあります。

メリットは、傷口が目立ちにくいこと、レーザー治療で除去できないカラフルや、大きなタトゥーの除去もできることです。

デメリットは、傷跡周囲が目立ったり、つぎはぎやパッチワークのように見えることがあることです。

術後の注意事項とアフターケア方法は、傷部分に細菌が入らないようにこまめに消毒する必要があります。タトゥー部分の傷と、移植用の皮膚を取った傷あとと2か所の傷があるので両方に注意を図らなければなりません。また、移植した皮膚が生着せず、壊死してしまうリスクもあるので、痛みや腫れがあったり、違和感があればすぐに手術をした病院に行くようにしましょう。

費用

費用は病院やクリニックによって様々です。一般的な平均額をお伝えします。

  • レーザー
    1センチ×1センチ約10,000円、線状のタトゥーの場合1センチ約10,000円
    この金額×通った回数(平均8~10回)なので小さめのタトゥーの場合は最安値80,000円で施術ができます。
  • 切除縫縮
    顔以外のタトゥー1センチ約25,000円
    単純に縫う以外の複雑な縫い方をする場合は料金が割増しになるケースが多いです。
  • 剥削
    ハガキ大サイズの大きさで約500,000円
  • 皮膚移植
    ハガキ大サイズの大きさで約600,000円

剥削、皮膚移植は、大きかったり、複雑なタトゥーでも1回で切除できるということから高額になっています。
また、タトゥー除去は事故や病気とは異なり、「自由診療」という形になるため、保険は利用出来ない仕組みになっています。

入れ墨が完全に消えないことも

タトゥー除去方法はさまざまですが、レーザー治療だとタトゥーが完全に消えないこともあります。

切除縫縮、剥削、皮膚移植の場合はタトゥー部分自体を削ってなくすので、タトゥーは消えますが、レーザーの場合タトゥーの色素が残ったり、治療方法やケアを怠った場合色素沈着をしてしまう可能性もあります

レーザー以外の方法はタトゥーが完全に消えるとお伝えしましたが、その代わりに傷跡が残ります。アフターケアによって傷が目立たなくなったり、場合によっては消えることもありますが、大体の場合は傷が残るという覚悟が必要です。

また、タトゥー除去の副作用、合併症は治療によって異なります。

レーザー治療の場合は、施術部分の火傷が起こる可能性があります。

レーザー以外の治療は、傷口からの細菌感染(細菌感染をした場合は抗生物質を服用し、化膿した場合は膿を出さなければなりません)、血腫皮膚の壊死(大きい範囲で壊死した場合は皮膚移植が必要です)、皮膚がつっぱる結合部分が左右非対称になる……など副作用や合併症が起こる可能性もあるので、リスクやデメリットがあることも理解する必要があります

まとめ

  • タトゥーを消す方法は、レーザー、切除縫縮、剥削、皮膚移植の4種類。
  • タトゥー除去は事故や病気とは異なり、「自由診療」という形になるため保険適応はされない。
  • 除去には副作用や合併症が起こる可能性もあるので、リスクやデメリットがあることも理解する必要がある。

 

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