顔の傷跡を病院でしっかり治療するなら形成外科に行くべき?

[最終更新日]2016/10/07

顔 傷跡 病院

生まれつき顔に痣のような傷跡がある方、顔にできた傷跡が気になってどうにかしたいと悩んでいる方、いざどうにかしようと思ってもどこへ行けばいいか分からなくなっていませんか?

そんな方のために今回は、顔の傷跡を病院で診てもらうための基礎知識をご紹介します。何科で受けるべきなのか、またどんな治療法があるのか詳しくご説明いたします。顔の傷跡は他の場所の傷跡と違って人目に付きやすく、周囲の視線が気になってしまいますよね。この機会にそんな悩みを解決してみませんか?

顔の傷跡を消すには皮膚科?形成外科?

顔 傷跡 病院
まずは顔の傷跡を消す際に皮膚科へ行くべきなのか、形成外科へ行くべきなのか、それとも別の科に行くべきなのかという話を致します。

そもそも皮膚科と形成外科は何を専門としているかご存知ですか。皮膚科は皮膚に関する傷の治療を専門としていて、形成外科というのは社会的に不利益をもたらしかねない体の形や傷跡を無くす事を専門としています。特に顔の傷跡は目に付きやすく社会的に不利になる可能性が高いため、形成外科では顔の傷跡を消すという症例は少なくないのです。

これだけ聞くと顔の傷跡を消すのには形成外科が良いと思われるかもしれません。実際に傷跡を消すための科ですから、その認識で問題ありません。しかし実は形成外科というのはあまり多くないのです。平成27年の厚生労働省の調査ですと、病院の総数が7416施設で皮膚科があるのが3038施設、形成外科があるのが1278施設となっているのです。形成外科は皮膚科の半分以下とかなり数が限られているので、自宅近くに形成外科がないという人も多いでしょう。

自宅近くに形成外科があればそちらを利用するのが1番です。何と言っても傷跡を消す事を専門としている外科ですから、治療するにせよしないにせよ1度相談に行っても良いくらいです。

しかしもしも近くに無い時には皮膚科へ相談しに行きましょう。形成外科ほどの専門性は無くとも、皮膚に関する事には詳しいですので、無理に遠方の形成外科に通って費用がかかったり移動にストレスを感じてしまっては健康的とは言えませんよね。

また別の選択肢として美容皮膚科などのクリニックもあります。こちらはより体を綺麗に見せるためのノウハウを持っているので、傷跡を消す事に関してもいくつもの手術方法を持っています。ただしこちらは自由診療となりますので、皮膚科や形成外科での治療よりも高くなりやすい点に注意が必要です。

皮膚科、形成外科、美容皮膚科などのクリニックと顔の傷跡を消せる場所はいくつか存在し、それぞれ専門としている分野が少し違う為、どこへ行くべきかはよく考えて決めるべきです。治療を考えている人の傷跡の状態によって行くべき場所が変わることもありますので、次に説明するそれぞれの病院やクリニックでの治療方法を確認してから決めるようにしましょう。

それぞれの治療方法

顔 傷跡 病院
基本的に傷跡を消すという事を専門にしているのは形成外科ですが、皮膚科や美容皮膚科でも傷跡の治療は不可能ではありません。では実際にそれぞれの科ではどのような治療法があるのか確認していきましょう。

皮膚科での治療方法

まず皮膚科での治療方法ですが、こちらは少し限定的になります。基本的に皮膚科で行える治療は皮膚に関する傷に対してですので、例えば切り傷がかなり深い傷となっていたりすると、皮膚科ではなく外科の範囲となるのです。

なので皮膚科へ行く時は、できて間もない軽度の傷軽いニキビ跡軽いやけどなどの時に限ります。

まずできて間もない傷というのは6時間以内の傷の事です。この間に適切な処置をできているかどうかで傷跡の残り具合も変わってきますので、顔に傷ができた時の対処として覚えておきましょう。このタイミングで大事なのは湿潤療法です。乾かさない水で良く洗う消毒しないの3つを行う治療法の事です。傷ができたからと言ってすぐに軟膏を塗ったりせずに、最初の6時間はとにかく水で洗って乾燥しないように保湿しましょう。

次に軽度のニキビ跡ですが、今は市販でも多くの薬があるのでそちらを利用しがちですよね。しかしニキビ跡はかなり繊細で薬によっては逆効果になることもよくあります。素人判断で治療すると痛い目に遭いやすいのがニキビですので、まずは皮膚科に相談しましょう。

そして軽いやけどの時はすぐに冷やしましょう。当たり前ですがこれが1番大事な事です。そして冷やした後で、例えば水ぶくれができてしまったら皮膚科に治療を受けに行きましょう。やけどの時に皮膚科でも治療できないパターンがあり、それは皮膚が硬くなって黄白色に変化してしまうパターンです。この時だけは皮膚科ではなく形成外科などの外科に行きましょう。

基本的に皮膚科での治療は塗り薬をメインとして湿潤療法となります。皮膚科から塗り薬を処方してもらった後は保湿紫外線対策血行促進を常に心がけるようにしましょう。

形成外科での治療方法

形成外科での治療方法は幅が広く、1番効果的と言えるのが手術による治療です。これにはいくつか種類があります。一般的に傷跡を1度開いて縫い合わせる縫合手術が多いですが、皮膚だけではなく皮膚の深い部分でも縫合する真皮縫合という手術もあります。また皮膚が不足している時には皮膚を移植する事もありますし、その時も血流のある皮膚や皮下組織も一緒に移植する皮弁という手術方法もあります。形成外科で治療を受ける場合はどの手術を行うのかしっかりと医師の方と相談して決めましょう。

もちろん手術以外にもステロイド剤を注射して治療するケース、最新鋭のレーザーで傷跡を消す方法もあります。レーザー治療に関しては設備のあるなしにも関係してくるので、病院によってやっている場所とやっていない場所があるので注意しましょう。

美容皮膚科などクリニックでの治療方法

美容皮膚科などのクリニックでは最新鋭のレーザーを使った治療法が多いです。形成外科の手術と違って手術跡が残ることもありませんし、何より1回の治療でかかる時間が短いのが魅力の1つです。

レーザーにもいくつか種類があって、例えばフラクセルレーザーというのは皮膚の改善ではなく皮膚の入れ替えを狙って、皮膚表面に無数の穴を開けるレーザーとなっています。細かい穴を作る事で、皮膚の再生を促し、傷跡も綺麗に無くせるということで現在注目を集めているレーザーなのです。

他にもシナジーというレーザーもあり、こちらは血中にある酸化ヘモグロビンを破壊する効果を持っています。皮膚にダメージを与えず血中の悪い成分にだけダメージを与え、肌の赤みを取り除く事ができるレーザーなのです。

場所によっては古い角質を落とすケミカルピーリングを行っていて、全体的に美容をメインとした治療法を用意しています。ただその分長期的に何回かに分けてレーザーを受ける必要があるので、完全に傷跡が消えるまでには数回かかる上に費用も高くなりやすいのに注意しましょう。

このように皮膚科、形成外科、美容皮膚科などのクリニックではそれぞれ治療法が異なります。傷跡が小さければ皮膚科、ある程度大きく昔から残っている傷に関しては形成外科か美容皮膚科という風に、自分の顔の傷跡の状態に合わせて行く場所を決めましょう。どこへ行くのが1番良いのか分からない時は、ひとまずお近くの皮膚科なり形成外科なりに相談しに行くと良いでしょう。

小さいころから顔の傷跡がコンプレックスになっている方は、是非この機会に治してみませんか?

まとめ

  • 形成外科がベストだが、近くに無い場合は皮膚科や美容皮膚科を受診する。
  • 皮膚科での治療は塗り薬をメインとした湿潤療法、形成外科での治療で一番効果的と言えるのが手術。
  • 傷が小さければ皮膚科、ある程度の大きさがあり年数の経っている傷に関しては形成外科か美容皮膚科がおすすめ。

SNSでもご購読できます。

新宿のタトゥー除去
おすすめランキングはこちら