やけどといえば馬油?効果と使い方について検証してみた

[最終更新日]2016/12/05

やけど 馬油

幅広い層から支持されており、ファンを増やし続けている馬油。

やけどに対しても効果的というのは本当なのでしょうか。

今回は、そんな馬油の効果と使い方について検証してみました。

馬油とは?

やけど 馬油
馬油とは、その名の通り、馬の油(馬の皮下脂肪から採取した油脂)のことです。読み方は「ばーゆ」「まーゆ」で、どちらで読んでも構いません。

馬油は、民間療法として古くから怪我や病気などの治療に用いられてきました。その多種多様な効能から、万能薬などと呼ばれることもあります。

その具体的な効能としては、軽度のやけど、怪我(切り傷や、擦り傷、掻き傷など)、肌荒れ、冷え症、ひび・あかぎれ、痔、しみ・そばかす、花粉症、腰痛、神経痛、筋肉痙攣、育毛などが挙げられます。

馬油のルーツは中国にあります。『名医別録』(5~6世紀頃の中国の医師「陶弘景」の著書)には「馬の油は髪を生ず」と書かれています。これは育毛効果があることを示しています。

また、『本草綱目』(16世紀頃の中国の医師「李時珍」の著書)には、馬油がしみ・そばかす、肌荒れ、筋肉痙攣の緩和などに効果があるということが記されています

日本では、約400年前に中国から渡来した唐僧によって、馬油の効能が伝えられたとされています。この唐僧は人々から「仙人和尚」と呼ばれ、馬油がやけど、切り傷、水虫、はたけ、育毛、養毛、しみ・そばかすなどに効果があると伝えていたようです。

馬油の商品として有名なのは、株式会社薬師堂の「ソンバーユ(尊馬油)」です。
薬師堂の創業者である直江昶(なおえとおる)氏は、馬油を日本で初めて皮膚保護用化粧品として認可させた功労者です。馬油の効能を長くに渡り研究し、1988年に認可させました。

やけど 馬油

このとき、商品名に成分名をそのまま使用することが許されなかったため、直江昶氏が「尊い馬油」という意味で名付けたのが「ソンバーユ(尊馬油)」の由来です。

余談になりますが、馬肉湿布と呼ばれる、スライスした馬肉を湿布代わりに貼り付ける治療法もあります。スポーツ選手の愛用者も多く、プロ野球選手の片岡治大さんは、打撲した箇所に馬肉湿布を試したところ「1時間で腫れが引きました」と感想を述べています。王貞治さん、谷亮子さん、朝青龍さんなどが使用したこともあるようです。

馬油だけでなく、馬肉も治療に使えるというのは興味深いですね。

馬油の口コミ

馬油は、軽度のやけどに効能があるとされています。
それでは、実際にやけどに使用した方はどのように評価しているのでしょうか。
馬油の商品として最も有名な「ソンバーユ」の口コミをチェックしてみます。

先日、料理中に軽いやけどをしてしまいました。
親指の一部分なのでそんなに大したことはないのですが、それでもヒリヒリするしジンジンしますよね。
馬油がやけどに効くというクチコミを思い出したので試してみました!

とりあえず冷やして、料理中だったからそのまま料理や洗い物など再開して、作り終わってもう手洗ったりしないよっていう状況になってから塗りました。
やけどしてから1時間くらいはたっていたかな?
水膨れの前兆のようになっていてヒリヒリしていたのですが、馬油をたっぷりのせた直後にあら不思議!
痛みがなくなった?
その日は寝る前にも塗ったのですが次の日起きてもっとビックリ!!
水膨れの前兆がなくなっていました!
やけどの跡はあるけど痛みもほとんどなくなり、かさぶたの一歩手前という感じ!
こんなに効くと思っていませんでした。

本当はやけどしたら一刻も早く冷やすか馬油を塗るといいみたいですね(^^)
そこで治るまでの期間が早くなるか遅くなるか左右されるそうです。
今回は塗るまでに少し時間があいてしまったので、次からはやけどしたらすぐに馬油を塗ってみようと思います!

引用元:@cosme


やけどはこれでいつも直しています。
あち!とやけどした瞬間に、たっぷり目に、乾燥させないようにやけどの箇所に塗ります。
治りが早いし、やけどにはバーユ!と、周りにも広めていますよ。
なのでキッチンに必ずおいてあります。すると夏は暑さで溶けてドロドロになりますね・・・
無香料は他の香り付きよりも安いので、まとめて買っています。
軽い皮膚病ならなんでもかんでもバーユで治しちゃいます!皮膚科いらず!!

引用元:@cosme


もう何個目か解らないほど、愛用してます!5年前に@コスメのクチコミで出会ってから無くては困る存在です(*^^*)
基本的な使い方は、お風呂から上がって濡れた肌のまま塗ります。すぐにスキンケアができなくても肌が乾燥する事なく便利!
肌の調子があまり良くない生理前は馬油のみですます事もあります。お風呂では馬油パックしたり、メイク落としを切らした時も使用、頭皮マッサージにも使用。万能すぎます!
火傷した時も馬油を塗ると肌の再生力が違う気がしました。
色々な会社から馬油が出ていますが、薬師堂の馬油が最高ですね\(^-^)/
これからもずっと使用していくと思います!

引用元:@cosme


冷蔵庫保存はちょっと面倒だけど、乾燥や火傷に効くから冷蔵庫に常備しています。
香りはきつくないですが、ジャコウですか?って感じです。
馬油そのものの匂いが和らぐので、なくなったら別の香りも試してみたいけど、これはこれで良いです。
大好きではないけれど嫌じゃないから。

引用元:@cosme


スキンケアオイルの最近のお気に入りはアルガンオイルですが、もうひとつ欠かせないのはこれ☆
後のスキンケアの浸透が良くなるので、私はブースター代わりに洗顔後すぐに馬油→化粧水→アルガンオイル。
濡れた髪につけてもツヤウル髪になるし、もちろんボディにも◎
火傷したところにつけても治りが早いのでおすすめ!
旅行にひとつだけ持っていくならコレかな。

引用元:@cosme


物心ついた時には馬油が我が家にありました。

結構目立つ火傷をした時にずっとつけてたら目立たなくなりました。あとは、髪が痛んだ時にも馬油をたくさんつけてからシャンプーリンスするとしっとりします。

なくなったら困る定番中の定番です。

引用元:@cosme


これ本当にすごいです!

直径1cm位の火傷にひたすらソンバーユだけを塗り続けてたら全く跡も無くきれいに治りました。

あと、旦那が円形脱毛症になりソンバーユを数回付けただけでハゲが分からないくらい毛が生えてきたのは驚きました。
いつも行ってる床屋にもビックリされたそうです。3ヶ月位ハゲ隠しの為のカットで苦労してたのが何だったのか!何の薬使ったの?!て言われたそうです。

先日、すごい転び方をして膝を強く打ってしまい、絶対青タンになると思ってたのですが、いつも使う軟膏が無くとりあえずソンバーユを塗ってたらあれだけの打ち身なのに黒ずむ事も無く何故か痛みも早くに無くなりました。なんか不思議だけど凄いんだなぁと驚くばかりです。

普段は風呂あがりに濡れた顔に少量のソンバーユを塗ると化粧水付けるまで乾燥しなくていい感じで

引用元:@cosme

口コミをチェックしていると、やけどにもしっかりと効果があるようです。
また、やけどの炎症を鎮めるだけでなく、やけどの跡が消えたという口コミも見受けられました。

口コミを見ていて気付くことは、馬油(ソンバーユ)を絶賛している方が非常に多いということです。引用元である「@cosme」は、商品によっては厳しい口コミもあるサイトなのですが、ソンバーユにおいてはほとんど見かけません。
それだけ馬油のファンになる方が多いということなのでしょう。

ただ、下記のような口コミもありました。

私にはみなさんが言うようなあまり効果はありませんでした…。口コミをみて、洗顔後すぐに塗り、そのあといつものスキンケアをしました。最初は肌もしっとりしていいかもと思えたのですが、だんだん使っていくうちに毛穴が広がり、化粧ノリもイマイチ。さらにニキビもあまりできない肌質なのにソンバーユ使うと必ずニキビができてしまい使用をあきらめました。合う方がうらやましいです!!

引用元:@cosme

残念ながら、肌に合う・合わないもありますよね。
もし馬油を塗ってみて不快な症状がでてきた場合などは、使用する部位を変えてみるか、使用を控えたほうがよいでしょう。

なお、馬油は皮膚の新陳代謝を高める効果があります。顔などに使用すると最初は表皮がぽろぽろとむけることがありますが、こちらは古い角質が取り除かれているためなので問題ありません。お肌の肌荒れ、しみ・そばかすなどが改善します。

馬油の効果的な使い方

馬油の作用を踏まえたうえで、馬油の効果的な使い方についてご紹介します。

軽度のやけどに効果がある

まず、馬油がやけどに対してどのように作用するのかを説明します。
その働きを踏まえたうえで、馬油の効果的な使い方についてお伝えしますね。

馬油は、やけどの炎症に対して下記の作用があります。

  • 抗酸化作用
  • 殺菌作用
  • 抗炎症作用
  • 保湿作用
  • 血行促進作用

馬油の脂肪酸は人間の皮脂とほぼ同じ構成をしており、また人間の体温で融解するため、皮膚組織の奥まで染み込むように浸透することができます。そのため、皮膚内部の空気を押し出し、同時に皮膚表面にも油膜が広がり、外部からの空気も遮断することができます。この「抗酸化作用」によって、皮膚の酸化を防ぎます。

皮膚表面に広がる油膜によって、細菌も入り込めなくなります。さらに、皮膚内部の細菌も封じ込んでやっつけてしまうことができます。これが「殺菌作用」です。この「抗酸化作用」と「殺菌作用」が合わさることで、炎症を鎮める「抗炎症作用」が期待できます。このようにして、軽度のやけどを治療することができます。

また、馬油はやけど跡を改善する効果もあります。

馬油の皮膚への浸透力が高いことから、皮下組織にまで浸透して細胞が刺激されるため、皮膚の保湿性が高まります。これが馬油の「保湿作用」です。皮膚の保湿性が高まることで、血行が促進されます。この「血行促進作用」により、新陳代謝が促され、皮膚の再生に繋がります。この皮膚再生効果により、やけど跡が改善されます。

馬油はこのような作用によって、軽度のやけどを治したり、やけどの跡を改善したりすることができます。

水で冷やさずに馬油をすぐに塗る

馬油の効果的な使い方は、やけどをしたときに馬油をすぐに塗ることです。

火傷をしたときには「すぐに水で冷やす」と教わった方も多いでしょう。ただ、もし馬油が手元にある場合は、すぐに馬油を塗ると効果的です。早ければ早いほど効果が上がります。

これは上述した通り、馬油に「抗酸化作用」「殺菌作用」「抗炎症作用」があるためです。馬油を塗ることで、酸化を防ぎ、殺菌を行えるので、結果的に炎症を鎮めることができます。

火傷を負ったときの馬油の使い方ですが、まず患部にたっぷりと馬油を塗ります。そして、ガーゼにも馬油を塗って患部に当てます。
馬油を塗れば水で冷やす必要はありませんが、もし心配であれば馬油を塗ったあとに流水などで冷やしても構いません。

もちろん、これは馬油が手元にある場合の話です。馬油がすぐに用意できないようであれば水で冷やしましょう。

また、馬油が効果的なのは軽度のやけどです。もし広範囲のやけど、重度のやけどを負ったときは、すぐに医療機関で治療を受けてくださいね。

本気でやけど跡を治療したいと思うなら

馬油には皮膚再生効果があるので、軽いやけどの跡なら消したり目立たなくしたりすることもできます。一方で、馬油では改善できないようなやけど跡もあるでしょう。

もしそのようなやけど跡を治療したいと思うなら、やけど跡を消すための専門クリニックを受診するという方法があります。
専門クリニックとは、やけど跡の治療や修正に対応している美容皮膚科、形成外科、美容外科などのことです。

やけど跡の治療法としてはレーザー治療、縫合、植皮などが挙げられます。植皮とは皮膚移植のことで、身体の他の部位から健康な皮膚を移植することです。広範囲のやけど跡などに対して行うことがあります。

やけど跡の治療は、面積が広範囲になるほど費用も高額になる傾向なります。
初回カウンセリングや初回診断なら無料の専門クリニックもありますので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 馬油の主な効能は、軽度のやけど、怪我(切り傷や、擦り傷、掻き傷など)、肌荒れ、冷え症、ひび・あかぎれ、痔、しみ・そばかす、花粉症、腰痛、神経痛、筋肉痙攣、育毛など。
  • 馬油を塗ってみて不快な症状がでてきた場合などは、使用する部位を変えてみるか、使用を控えたほうがよい。
  • 馬油が効果的なのは軽度のやけど。もし広範囲のやけど、重度のやけどを負ったときは、すぐに医療機関で治療を受けましょう。

 

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