自然治癒が難しいケロイドの治療方法って何があるの?

[最終更新日]2016/09/09

ケロイド 治療

ケロイドは厄介なことに自然治癒が難しく、ケロイドを発症した人たちはその見た目だけでなく、かゆみや痛みなどとも闘っています。またケロイドができてしまった部分が動かしずらいなどの後遺症もみられます。

そんなケロイド、なんとかできないものでしょうか。治療法としてどんなものがあるのでしょうか。みていくことにしましょう。

ケロイドとは

ケロイド 治療
ケロイドとは、傷が治る過程の中で何らかの原因が起こり、コラーゲンが増殖して、傷の上に皮膚が赤く盛り上がった状態のことです。見た感じはミミズばれのような状態です。
ケロイドはコラーゲンの固まりです。怪我をすると、身体がその傷を治そうとコラーゲンが生産されますが、ケロイドは怪我の治療に必要以上のコラーゲンが生産されてしまいその結果、ケロイドができてしまいます。
ケロイドは傷跡の範囲を超えて広がっていってしまうという特徴があるだけでなく怪我ややけどをしていなくても体質によって自然とできてしまう人もいます

また、同じく傷跡が赤く腫れあがりミミズばれのようになる、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)がありこれもケロイドと同じような症状がみられます。
肥厚性瘢痕はケロイドと同じような特徴を持ちますが、肥厚性瘢痕は元々の範囲を超えて広がることがないのが特徴です。
しかしながら体質や個人差により、ケロイドと肥厚性瘢痕の両方の性質をもち合わせた傷跡の方もいたりと、明確な区別は難しいとも言われています。

ケロイド治療の種類

内服薬

ケロイド 治療
まずは、内服薬での治療です。
リザベン(トラニラスト)という内服薬があります。
リザベンは、もともと気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの治療に使われていた薬です。
リザベンは、ケロイドにも効果的だということが証明され、現在ではケロイド治療に積極的につかわれるようになりました。
ケロイドの痛みやかゆみを抑えるのに効果的副作用も少なく、時間はかかりますが傷跡が白く平らになっていきます
ごくまれに、肝機能障害膀胱炎などの副作用が起こることもあるので、リザベンの服用中に排尿痛や頻尿などの症状があらわれたら、医療機関を受診するようにしてください。

ステロイド薬の投与

ケロイド 治療
次にステロイドを使った治療法です。
炎症を抑える効果のあるステロイド薬は、ケロイドの治療に効果的だとされています。
ステロイド薬にはさまざまなタイプがあります。軟膏などの塗り薬、皮膚に直接塗りつけるテープ剤、注射などがあげられます。
塗り薬は皮膚に吸収される量が限られるため、皮膚に直接貼り付けるタイプ(ステロイドテープ剤)のほうがよく使用されています。
ステロイド治療でもっとも効果的だと言われているのは、ケロイドにステロイドを注射する方法です。ステロイド薬を局所注射した時のケロイドの改善率は、なんと70%以上といわれています。
しかし注意点もあります。注射は、麻酔をしても痛みがあり、また副作用も出やすいです。
ケロイドの治療にステロイド薬を使用する場合は、重症度に応じて、ステロイド薬の種類や投与量、投与期間などを検討する必要がありますので必ず医師と相談してご自身に合った適切な量を守ってお使い下さい。
ステロイド剤の副作用としては皮膚が薄くなってへこんでしまう毛細血管が広がる、女性ですと生理の周期に影響が出ることがあるといった報告もあります。これはステロイドの量や濃度によりますので医師と相談しながら安全に使用すればまず問題はありません

シリコンジェルシート

ケロイド 治療
シリコンジェルシートは効果は1番低いのですが副作用がないことで安心して使用できるということと、なかなか病院へ行けない人や治療のし始めには向いています。
傷跡に貼り付け盛り上がった部分を圧迫して平らにし、ジェルで保湿します。手軽で副作用もないぶん十分な効果が期待できなかったり、効果が出るのに時間がかかったりします。

レーザー治療

ケロイド 治療
ケロイドや肥厚性瘢痕の中の血管を破壊したり、コラーゲンの分解を促進させることを目的としたものが主流ですが、実際はその効果はまだはっきりしておらず、各病院で試行錯誤がくりかえされているのが現状です。
レーザーの照射によって微小な血管を破壊することで、赤みを軽減するなど効果が期待できます。
レーザーは切るのではなく盛り上がった部分を蒸発させて治療します。平らになってきたらさらに別のレーザーを使用して治療していきます。何種類かのレーザーを使用して治療することもめずらしくありません。
ただし、効果が得られない方もおり、他の治療法と併用する方もいます。
レーザー治療は保険適用外ですので金額の確認をしっかり行うことも大切です。

切除法

ケロイド 治療
最後は切除法です。傷跡を切除して周りの皮膚を縫い合わせる方法です。
しかしケロイドの場合、切除するのは必ずしも良い方法とは言えません。縫い合わせた縫合跡から再発する方もいるからです。
再発だけなら良いのですがかえってケロイドがひどくなる場合さえあります。
さらにケロイドを摘出した後に傷を縫合しなければいけませんが見た目だけでなくケロイドが再発しないような縫い方が求められ、医師の技術力が必要になってきます。
再発を防ぐため切除後には放射線を照射する方法もあります。放射線を照射することでケロイドの再発が抑制されるという報告もあります。
しかしながら放射線治療では発がんのリスクをともなうため、治療に関しては医師と相談しながら納得できる治療を選択していくようにしましょう。
ちなみに治療費は、手術をしない治療法の場合には、1回1,000円程度です。
診察や治療のほかに初診料・再診料がかかります。
リザベンを服用する場合には、薬代として1ヶ月3,000円ほどかかります。
手術は1ヶ所につき50,000円程度で、放射線治療をする場合には1ヶ所につき20,000円ほどかかるようです。これはあくまでも目安となりますので参考程度にしてください。
美容外科などの保険適用でない場合は、各病院での金額設定となり病院ごとに異なります。自己負担となりますのでカウセリングなど金額をしっかり確認し、1ヶ所で決断するのではなく複数の病院を受診するようにしましょう。

まとめ

ケロイドの治療については、液体窒素を使用した治療など様々な治療が報告されていますが、いまだ研究中でさらには、いくつかの治療を組み合わせることで効果が期待できるようです。
ですからいくつか種類がある中でご自身のタイプに合わせた適切な方法を選ぶ必要があります。
さらに残念なことに体質によって再発してしまう人もいますので自分の判断だけで治療するのはなかなか難しいといえるでしょう。

やはり1番良いのは専門科に相談するのが安心で安全です。
専門科とは美容外科、美容皮膚科、形成外科などがあげられます。カウセリングなど無料で行っているところもありますのでまずは相談に行くのもおすすめですね。
医師と相談して最善の治療法を探しましょう。

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