タトゥー(刺青・入れ墨)があると保険に加入できない件について

[最終更新日]2016/06/16

タトゥー 生命保険

近年、審査が緩いと言われる生命保険が数多く登場してきており、病歴や入院歴があったとしても、比較的容易に加入することができる商品もあります。

ですが、生命保険全般を見てみると、まだまだ審査基準が厳しい商品が大半であると感じます。

また、病歴や入院歴など以外でも、タトゥーがあるという理由で加入することができなくなってしまう生命保険もあります。それでは、なぜタトゥーがあると生命保険への加入が難しくなるのか、考えてみることにしましょう。

タトゥーがあると保険に加入できない理由って?

海外では、タトゥーもファッションの一部であるという捉え方をし、一般の方であっても、タトゥーファッションを楽しんでいる方を多く見かけます。では、この点について日本ではどうなのでしょうか?

まず、日本ではタトゥー=ファッションという考え方が定着しておらず、タトゥーや刺青を入れる方の多くは、反社会的勢力との関わりがある人物であるとみなされることが多いというのが現状です。

それではここで、反社会的勢力について少しだけ触れておくことにします。

反社会的勢力とは?

さまざまな暴力や威力を使い、詐欺的な手法を駆使して収益を挙げる組織や個人を総称して、反社会的勢力と呼んでいます。

たとえば、暴力団組織とその組織に属する人(暴力団員),または暴力団関係者、暴力団または暴力団関連企業、総会屋などがこれに当たります。

日本では古くから入れ墨が反社会的勢力との関わりを示すシンボルのように捉えられてきましたので、現在でもタトゥーや刺青があるというだけで、反社会勢力とつながりがある人物なのではないか?と、疑われてしまうことが少なくありません。

つまり、実際にはあなたが反社会的勢力となんのつながりを持っていなかったとしても、タトゥーがあるというだけで、反社会勢力と関わりを持つ人物とひとまとまりにされてしまう恐れがあるということです。

ではなぜ、反社会的勢力と関わりを持つ人の、生命保険への加入が難しくなるのでしょうか?

まず第一に挙げられるのは、反社会的勢力に属している人は「危険職種」に分類され、生命の危機に直面することが多いと考えられているという点が挙げられます。

そして、反社会的勢力云々は別としても、タトゥーを施す際に使用される針からの感染症が危惧されるという点、これも生命保険に加入することができなくなる原因となります。針からの感染には肝炎が挙げられ、肝炎に感染していても、初期段階ではまったく自覚症状が現れないこともあります。

この部分を考慮して、”タトゥーお断り”としている生命保険会社が多いということですね。

そして、”タトゥーお断り”となる最も大きな理由は、保険会社の「法令順守」です。

「法令順守」の中には、「私たちは反社会的勢力である方々とのお付き合いは一切行いません」というものがあり、反社会的勢力を連想させるタトゥーがあった場合には、加入を断るケースが多くなるということです。

保険会社の対応は?

それでは次に、保険会社の立場に立って考えてみることにしましょう。

生命保険とは、加入者がなんらかの病気や事故などによって遺族に対して支払われる種類の保険です。そして、加入者に対しては一定の審査を行い、なんらかの理由によって死亡する確率が高いと判断した人の場合では、加入を断ることができます

では、死亡する確率が高いと判断されるのは、どのような人なのでしょうか?

まず挙げられるのが、病歴があり、その病気を再発する恐れのある人です。ここでいう病歴とは、外傷ではなく、内臓疾患精神疾患などを指します。

そして、反社会的勢力に属する人または関連性のある人。これらの人が生命保険に加入しずらい理由は上記でも述べていますが、反社会的勢力に属しているのかどうかはわかりにくく、それを判断するひとつの材料として、タトゥーの有無が問われます。

タトゥーに関する保険会社の対応は概ね以下のようになっていますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。

  • そもそもタトゥーがある時点で、生命保険の加入を断ることがある
  • 保険契約時にはタトゥーがなくても、契約後にタトゥーを入れた場合では解約処理行うことがある
  • タトゥーが入っていても、場合によっては生命保険への加入を許可する

おおまかに、このような対応となっています。

これらの対応は保険会社各社によって異なりますので、タトゥーがあり、生命保険への加入をお考えの場合では、保険会社へ直接問い合わせを行い、詳細の説明を受けてみましょう。

タトゥー(刺青・入れ墨)がある人の対処法

タトゥーを入れていることにより、保険金が下りないのでは?

という心配も持ち上がってくるのではないかと思いますが、多くの保険会社では、生命保険加入時のタトゥーの有無を最重要視しますので、タトゥーがあるからといって死亡時の保険金が下りないということはないようです。

また、生命保険加入の審査段階でタトゥーの有無が問われなかった場合に、後になってタトゥーがあることが保険会社に知れたとしても、保険金が支払われないということはないようです。

ただし、これらの対応は保険会社によって異なりますし、担当する営業社員の考え方に委ねられ、その後に担当部署の責任者による判断が行われることになります。

そして、生命保険の加入を希望している方にとって気になるのが、ご自身のタトゥーに関する情報の漏えいなのではないでしょうか。

この部分に関しては、社外秘扱いとなり機密事項として取り扱われますので、情報の外部への漏洩に関しては心配する必要がありません。

保険によっては加入できます

タトゥーがあったとしても、加入ことのできる生命保険は存在しています。たとえば、全労災の国民共済、都民共済・県民共済などは、審査の段階でタトゥーや刺青の告知義務がありませんので、タトゥーがあったとしても加入することが可能です。

ただし、加入後の対応についてはケースバイケースとなっていますので、加入前に確認しておくことをおススメします。

また、外資系の保険会社の中には、比較的審査が甘く、場合によってはすんなりと加入することができる場合もあるようですが、日本に本社を置く保険会社の場合では「肝炎を発症する恐れがある」という理由を前面に掲げて、”タトゥーお断り”としている会社が多くなっています。

生命保険は日々進化し、さまざまな種類の商品がどんどん誕生していますが、いつの時代であっても変わらないのが、病気や怪我の発症率による加入の可否の問題です。

現在あなたにタトゥーが入っているのであれば、インターネットで情報を検索するという方法も間違ってはいませんが、「保険の窓口」などをはじめとする、相談窓口に足を運んでみるのもひとつの方法です。

これらの相談窓口では、加入希望者の希望だけではなく、現在の身体の状態も踏まえながら、加入することのできる保険会社を紹介してくれます。またこの場合では、肝炎の検査を受ける必要が出てくることもあります

どの生命保険も断られてしまった…と落ち込む前に、まずは専門家に相談して、タトゥーありでも加入を拒否されない生命保険を探してみましょう。

また、これらの相談窓口はどこも要予約制となっていますので、必ず事前にインターネットまたは電話で希望相談美の予約を入れておいて下さいね。

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