MRI検査拒否!タトゥー(刺青・入れ墨)がある人必見情報

[最終更新日]2016/12/15

タトゥー MRI

私たちはいつまでも若いというわけではありませんし、いつまでも健康を保っていられるのかといえば、それも保証がありません。

特に、男女ともにホルモンバランスの崩れが生じやすくなると、身体のいたるところに不具合が生じ、検査を余儀なくされることも少なくはありません。そしてその検査には、触診やレントゲンなどのほかに、CTスキャンやMRIという、より正確に病気の原因を探るための医療機器も用意されています。

中でもMRIは、脳の内部にできている小さな腫瘍も見逃す確率が極めて低いと言われる精密機器ですので、一生のうちに1回はお世話になることがあるかもしれません。

また、MRIはタトゥーを入れているとMRIを受けることができないという話が一部に流れているようですが、その真相はどのようになっているのでしょうか?

タトゥーが入ってるとMRIが受けられないって本当?

タトゥーを入れているとMRIを受けることができないという根拠は、タトゥーの染料に含まれていることのある金属にあります。そして、MRIがこのような金属に反応することが、タトゥーを入れているとMRIを受けることができないという話の根拠であると考えられています。

それではまず、MRIの仕組みについてご紹介しておくことにします。

MRIとは、レントゲンやCTのようにX線を用いた検査ではなく、磁石と電波の力を利用して行われる検査で、私たちの体内の水素原子に磁石と電波を共鳴させて発生するエネルギーをコンピューターで解析し、画像化させるというものです。つまり、電子レンジと同様の原理で検査が行われるということですね。

タトゥー MRI

そしてこのときに、磁石がタトゥーの金属に対して過敏な反応を示した場合では、当然、タトゥー部分がヤケドを追うなどのリスクが生じると考えることができます。

たとえば、あなたが電子レンジを使用する際に、アルミホイルは使用しませんよね?

そしてその理由は、電子レンジの磁波が金属であるアルミホイルに反応し、出火する恐れがあるから、というところにあるのではないかと思います。

この原理だけを考えるのであれば、タトゥーが入っている場合には、MRIを避けるべきだという結論に落ち着きます。

アートメイクを入れていたらMRIを拒否される?

アートメイクに使用されている染料にコバルトなどの金属が含まれている場合には、MRIを拒否されることがあります。

これもまた、上記でお話した磁石がアートメイクの染料に含まれている金属に反応する可能性があると考えられるからです。

そしてそれにより、正確な検査結果を得ることができないから、タトゥーはNG!と主張する医師も存在しています。

また、メイクアップ製品の中にも、微量の金属が含まれていることがありますので、MRIを受ける際には、基本的にメイクを落とす必要性が出てくる場合もあります

ただし、病院によってはアートメイクは不可でもメイクはOKとなっていることがありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

アートメイクは範囲の狭い部分に施すものであるため、病院によってはMRIに於いて拒否されないこともあるようです。

タトゥーを入れてMRIを受けるとヤケドのリスクがある

上記の事柄を考え合わせると、タトゥーやアートメイクが入っている場合には、ヤケドのリスクを避けて通ることができないため、MRIを受けることができないと考えることができます。

実際に、海外ではタトゥーやアートメイクを入れている患者さんがMRIを受けた際に、ヤケドを負ったという症例が報告されています。

ですがこれは、国によって使用する染料が異なったり、タトゥーやアートメイクを施す彫り師が使用する染料によって、金属の含有量が異なったからと考えることができます。つまり、日本で受けたタトゥーやアートメイクで、これと全く同じことが起こるということは、一概に言えないということです。

現在では、大学病院や総合病院などの大規模な病院のほとんどがMRIを取り扱っていますが、そのような病院ではMRIを受ける患者さんに対して「アートメイク・タトゥー・刺青を入れている方は、検査を行うことができない場合があります」という説明書を渡しているところもあります。

タトゥーやアートメイクを入れている人がMRIを受けた場合には、必ずヤケドをするという確証はありません。ですが、ヤケドをしないという保証もありません

タトゥーやアートメイクを行っている方にMRIを受ける必要性が出てきた場合には、必ず事前に医師にその旨を告げ、指示に従いましょう。また、病院によっては、MRIではなく、別な方法での検査に切り替えることもあるようです。

タトゥー以外にもヤケドのリスクってあるの?

ここまでで、MRIとタトゥーやアートメイクに含まれている金属との相性が悪いということがわかりましたね。ですが、MRIを受ける際には、タトゥーやアートメイク以外のところでも、注意を払う必要があります。

MRIを受ける際には、時計や金属のアクセサリーを外すことはもちろんですが、着用している衣類にも注意を払う必要があります。

たとえば、セラミック下着がこれに当たります。セラミック下着とは、遠赤外線を発生させる物質を金属に織り込んである種類のものを指し、冬の防寒グッズとして愛用している方は多いのではないかと思います。ですが、遠赤外線は金属酸化物の一種であるため、MRIに反応することも考えられます。

タトゥー MRI

つまり、セラミック下着を着けたままでMRI検査を受けた場合では、正確な検査結果を得られなくなる可能性が高まるばかりではなく、ヤケドを追う可能性もあるということです。

また、うっかり使い捨てカイロをポケットの中に入れたままMRIを受けてしまうと、これもヤケド原因のとなりますので、十分に注意しましょう。

そして、案外見落としてしまいがちなのがエレキバンや入れ歯、補聴器などです。これらもまた、金属をしようしていますので、MRIの際には外しておきましょう。

タトゥー MRI

特殊なケースとしては、避妊リング心臓ペースメーカーステントなどがあり、これらはヤケドの直接的な原因にはなりませんが、これらを装着している方は、必ず事前に医師に知らせてきましょう。

結局タトゥーがあったらMRIは出来るの?

ここまでの話で判断できることは、金属を含むタトゥーを入れている場合には、MRIを受けることができないということです。ですが、結論をお話しますと、タトゥーを入れていても、MRIは受けることができます

じゃあ、これまでの話はなんだったの!?ということになりそうですが、確かに、タトゥーが入っている部分に対してMRI検査を行う場合では、タトゥーの金属にMRIが反応する恐れがあるため、ヤケドのリスクを伴います。

ですが、タトゥーが入っていない部分をMRIで検査するだけであれば、特に問題はないと考えることができます。

また、近年では、MRIの最新機種も登場してきており、様子を見ながら行うのであれば、タトゥーが入っている場合であっても検査を行うことができる場合もあるようです。

ただし、これはどの病院にも導入されているというものではありませんので、ひとまずタトゥーとMRIの相性か悪いということだけは認識しておくべきでしょう。

また、検査を受ける部分ではなくても、身体の広範囲に渡ってタトゥーが入っている場合では、MRI検査を受けることができない場合もあるということ、これも頭の中に入れておいて下さいね。

SNSでもご購読できます。