タトゥーが簡単に消えない理由知ってた?それでも入れる?

[最終更新日]2016/10/21

タトゥー 消えない

タトゥーは彫るとしっかりと体に残っていつまでも消えませんよね。そういう物として認識している事が多いですが、改めてタトゥーがいつまでも消えないのは何故かと聞かれて答えられますか。

今回はそんなタトゥーの構造と、消す方法は果たしてあるのかという話をしていきます。

タトゥーが消えない理由は肌のメカニズムにあった?

初めにタトゥーを入れてから数年経ったとしても全く色が落ちない理由をご説明します。これには肌のメカニズムが非常に関係しているのです。

まず肌には3つの層があり、1番外側から表皮、真皮、皮下組織と分かれています。切り傷や擦り傷を負ったとしても時間と共に傷跡が無くなっていくのは、表皮はターンオーバーが非常に短いのに関係しています。

タトゥー 消えない
ターンオーバーというのは生え変わりの事で、実は皮膚は数日から1週間程度で新しく生え変わっているのです。この時生え変わっているのは皮膚の1番外側の表皮の部分だけで、真皮や皮下組織はターンオーバーがほとんど行われません。

タトゥーの色素がもし表皮にある場合にはこのターンオーバーによってすぐに消えてしまうのですが、色素が真皮や皮下組織と言った皮膚の奥深くにまで潜り込んでいるために、タトゥーはほとんど消える事無く体内に残っているのです。

ただ真皮と皮下組織もターンオーバーを1回もしないわけではないので、長年経っていると初めの頃より色が少し落ちたりする事もありますが、基本的には自然に消える事はまずありません

タトゥーが消えないのは肌の奥深く、ターンオーバーがほとんど行われない真皮か皮下組織の部分に色素が定着しているからなのです。タトゥーの風習は世界各国で古くから伝わっていて、実際に古代のミイラからタトゥーが発見されたなどの話があるように、基本的にタトゥーは1度彫れば決して消える事はないのです。

タトゥーを消す方法ってあるの?

そんな古代のミイラからも残っているのが確認されているタトゥーですが、絶対に消せないわけではありません。タトゥーを消す方法は現在いくつか存在しています。

まず大きく分けて2つあり、外科手術をする場合とレーザー治療をする場合に分かれます。外科手術の場合はさらにタトゥー部分を切除するか、別の皮膚を植える植皮法か、もしくはタトゥー部分を削ぎ落としていく剥削法に分かれています。

まず剥削法ですがこちらは表皮から皮膚を削っていくため、非常に治療に時間がかかります。その上タトゥーの色素は真皮以下の深いところにあるので、あまり効果的とは言えず今ではあまり利用されていません。

次に植皮法ですが、こちらは肌を移植する形になりますのでその縫合跡がどうしても残ります。これは切除による除去を行った場合でも同じです。タトゥーを消すという点では優れていますが、術後の状態を考えると元通りにできるとは言い難いのがデメリットとなっています。

タトゥーを消せる、さらに手術跡も残らないと言った点で注目されているのがレーザー治療です。これは専用のレーザーを使う事により、タトゥーの色素を直接熱破壊して除去する治療法になります。このレーザー治療は研究が盛んで、近年では消しにくいとされていた青色なども消せるレーザーも開発されていて、タトゥー除去の方法として最も注目されている治療法になっています。

このようにタトゥーの除去方法はいくつかあって、中にはさらなる進化を遂げている方法もありますので、数年前に消せない、もしくはほとんど効果がなかったと諦めた人も、今1度改めてレーザー治療で消せるクリニックを探してみてください。

レーザーで消えるタトゥーと消えないタトゥー

さて基本的にタトゥーはレーザーで消せて、しかも跡が残らないという事になっていますが、それでもレーザーでは消しにくい、消えないタトゥーというのも確かに存在しているのです。

そもそもタトゥーにもいくつか種類があるのをご存知ですか。基本的にはタトゥーも刺青も言い方が違うだけでそこまで大きな差はありませんが、彫師の間では和彫りなどのように手で彫ったり、日本の昔ながらの龍や虎などの動物画を彫る場合と、外国のファッションタトゥーのような洋彫りを彫る場合とで一応呼び方に違いはあれど、明確な差はデザイン性の方に重きを置いている場合が多いです。つまり彫り方にはそこまで大きな差はないのですが、レーザーで消えにくいタトゥーとして和彫りが挙げられる事が多いのです

これに関しては明確な理由はしっかりと判明していません。消しにくい色は青や緑などと確かに存在していますが、和彫りだからそれらの色を必ず使っているわけではありませんし、洋彫りでもそれらの色を使う事は当然あるはずです。一応原因として色素の深さが考えられています。

タトゥー 消えない
和彫りというか日本の刺青の歴史において、刺青を大きく入れている人がより驚かれる印象がありますよね。これは単純に和彫りで刺青を入れる際に激痛を伴うからです。痛みを数値化するのは無理ですが一説によると、痛みに耐えるために口にくわえるタオルが歯ぐきからの出血で赤く染まるレベルだそうです。出血してしまうほどに噛みしめてしまう痛さという事のようです。
つまり和彫りの方がより皮膚の深い位置に色素を入れる事になるので、レーザー治療でも消えにくいのではと考えられています。

とは言え先ほども説明したようにレーザーの技術はドンドン進化しつつあるので、もしかしたら和彫り洋彫り関係なく、どんなタトゥーでも完全に消せるレーザーがその内開発されるかもしれないという事にも期待しておきましょう。少なくとも数年前よりも消せるタトゥーの範囲は大きく広がってきています。

レーザーにも種類がある?

タトゥーを除去するにはレーザー治療がかなり効果的であるという話をしてきましたが、そのレーザーも日々進化しているという話をしました。つまり病院やクリニックがどのレーザーを使用しているかというのもよくチェックする必要があるのです。

レーザーによってどれくらい性能に差があるのかを実際に紹介している新宿中央クリニックでは3つのレーザーを表にして説明してくれています。
新宿中央クリニックの説明ページはこちらから

こちらではQスイッチYAGレーザー、PICOエンライトン、PICOシュア―レーザーの3つで、どの色が消せるかを表にしています。

まずQスイッチですがこちらのレーザーでは完全に消せるのは黒色のみで赤と紫と茶色には少し効果があるけど完全には消せないという評価になっています。青や緑は論外のようです。

続いてPICOエンライトンでは黒色に加えて赤、紫、茶色、橙、黄色の6色において効果を発揮してくれています。しかしこちらでも青と緑にはやはり効果が出ないようです。

最後のPICOシュアーレーザーこそが最新のレーザーであり、すべての色素に対して非常に有効的であるとの結果が出ているのです。これはレーザーの性能を調整する事ができるため、それぞれの色にしっかりと効果を発揮していくれるからなのです。

この様にレーザー治療と言っても利用するレーザーの性能には大きな違いがありますので、実際にレーザー治療でタトゥーを除去したいと考えている人は、まずその病院やクリニックに設置されているレーザーを確認する事、それから実際の患者さんの経過写真でどの程度消えるかを確認する事です。

タトゥーが消えない理由は皮膚の奥深くに色素があるからであり、そのため除去するのも一筋縄ではいきません。レーザー治療はその難しさを和らげてくれる非常に重要な治療法になりつつあるので、タトゥーを消したい人、過去に消せなかった経験がある方も今1度治療を施してみてください。

まとめ

  • タトゥーが消えないのは肌の奥深く、ターンオーバーがほとんど行われない真皮か皮下組織の部分に色素が定着しているから。
  • 消す方法は外科手術もしくはレーザー治療。
  • 最新のPICOシュアーレーザーであれば全ての色素に大して非常に有効的であるという結果が出ている。

 

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