インドの女神も認めた?ヘナタトゥーで愛される人になる?

[最終更新日]2016/06/22

ヘナタトゥー

皆さんは、ヘナという染料をご存じでしょうか?

おそらく、「ヘナカラーなら知っているけど?」という方は多いのではないかと思います。

最近では、美容院でも「ヘナカラーあります」というような看板を掲げているお店が増えていますね。では、ヘナって、いったいなんなのでしょうか?

今回は、ヘナタトゥーの特徴やふつうのタトゥーとの違いについてお話ししたいと思います。

ヘナタトゥーの原料やデザイン

ヘナとは、インドなどに自生するミツハギ科の植物で、その葉には”ローソン”という赤色酵素色素が含まれており、タンパク質に反応して発色するという特徴を持っています。

そして、このヘナが持つ色素を利用して行われるのが、ヘナタトゥーです。ヘナタトゥー発祥の地であるインドでは、ブッダに由来したモチーフ柄をびっしりと手や身体に描くことが多いようですが、日本ではワンポイントデザインが人気となっているようです。

ヘナタトゥー

ヘナタトゥーはご自身で施すことでできますので、タトゥーを入れてしまうのには抵抗がある、タトゥーを入れて、あとになって後悔したくないという方は、チャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか?

慣れてくれば、ご自身のお好きなデザインを楽しむことができるようになりますし、なんといってもヘナは天然成分ですので、安全性が高いというメリットもあります。

ヘナの歴史

ヘナの歴史は非常に古く、それは3000年~4000年にまで遡るといわれています。また、ヘナの発祥はインドですが、エジプトのクレオパトラやファラオも、ヘナで神や爪を染めたり、ヘナの花の香水や入浴剤を愛用していたといわれています。

ヘナタトゥー

また、インドではヘナをメヘンディと呼び、ヘナの葉だけではなく、茎や実も染料の材料として使用されてきたといわれています。

そして、インド人男性の服装としてお馴染みなのがターバンですが、実はヘナには身体を冷やす効果を期待することができるため、ターバンを頭に着ける前にヘナを頭皮に擦り込み、照りつける太陽の熱から頭を守っているという話もあります。

ヘナタトゥー

そして、ヘナにまつわるとても興味深い話も存在しています。それは、ブッダが瞑想を行う際に、ヘナを体中に塗っていたという言い伝えです。ということは、ヘナには精神の高揚を抑え、安定させる効果も期待することができるということなのかもしれませんね。

さらに、インドに伝わるヒンドゥー神話に登場する、美と富を司るラクシュミーという女神は、ヘナをとても好んでいたといわれ、ヘナで染めた部分の仕上がりの色が濃いほどに、パートナーから愛されて幸せになることができるという言い伝えも存在しています。

ヘナの歴史って、ちょっとロマンティックだと思いませんか?

ヘナタトゥーの特徴は?

それでは、気になるヘナタトゥーの特徴をご紹介していくことにしましょう。

まず、ヘナタトゥーに使用する染料は天然成分ですので、化学合成物質のように人体へ悪影響を及ぼす心配がありません。この部分がヘナタトゥーの大きな特徴であり、メリットでもあります。

たとえば、一般的なタトゥーの場合では、使用する染料に金属が配合されていることが多く、金属アレルギーをお持ちの方の場合では、痒みや湿疹などのアレルギー反応が現れることがありますが、ヘナはアトピー性皮膚炎の方でも使用することができるといわれているほど刺激が少ない植物ですので、アレルギーを起こす心配はまずないでしょう。

そして、ヘナタトゥーは機械で皮膚を傷つけて染料を定着させる方法ではないため、感染症などの心配もありません

そして、ヘナタトゥーの最大の特徴は、日を追うごとに自然に薄くなって行くという点でしょう。ヘナは、表皮の角質層に含まれているタンパク質に反応して発色しますが、皮膚のターンオーバーとともに徐々に色が褪せていきます

一般的なタトゥーの場合でも、皮膚のターンオーバーとともにわずかながら色が褪せて行く可能性はありますが、それには数十年の期間を必要とすることもあります。これがヘナタトゥーの場合では、持続期間は約10日間

これならば、万が一失敗したとしても自然に消えて行くのを待てば良いだけの話ですので、わざわざ医療機関に足を運んで除去治療を行わなければならないということもありませんね。

タトゥーを入れてみたいけど、消えないのは困る。そのような方は、ご自身で楽しむことができるヘナタトゥーを試してみてはいかがでしょうか。

ただし、ヘナタトゥーはカラーバリエーションが豊富ではありませんので、一般的なタトゥーのような赤や黄色、青、緑のような色彩を楽しむことができません

普通のタトゥーとの違いって?

まず、材料さえ揃えてしまえば、誰の手も借りずにご自身でアートを楽しむことができます。でも、ヘナタトゥーって難しいのでは?とお考えの方もいらっしゃることでしょう。

確かに、繊細な柄をご自身の身体に描くとなると難しいかもしれません。ですが、水性のフェルトペンできちんと下書きをしておけば、初心者の方であっても案外簡単に模様を描き出すことができます。

また、もしも失敗してしまったとしても、10日間で消えてしまうことを考えれば気が楽ですし、慣れるまでは練習のつもりでヘナタトゥーを入れてみるという考え方もあります。

また、上記でも少し触れていますが、ヘナは自然の色素ですので、一般的なタトゥーで使用される染料のようなカラーバリエーションを楽しむことはできません

また、ヘナは使用するパウダーによって発色の度合いが異なることがあり、色素の入り方が少なかった場合では、明るいオレンジ色に染まります。もしもこれが気になるというのであれば、数日間ヘナタトゥーを行い続ければ、茶色っぽい仕上がりとなりますので、試してみるといいと思いますよ。

そして、一般的なタトゥーとヘナタトゥーとの最大の違いは、わざわざ除去しようとしなくても、自然に色褪せていくという点でしょう。

一般的なタトゥーを入れる方の多くは、この部分に目を向けることがほとんどなく、のちのちになって除去したいと考えたときに大変な後悔をするといいます。
というのは、タトゥーの除去は簡単なものではなく、完全に消すことができないケースがほとんどだからです。

そして、費用の問題からも目をそむけることができません。一般的なタトゥー除去の治療法には、レーザー治療、切除治療、植皮治療、削皮治療がありますが、これらはすべて高額な治療費を必要とし、しかも1回の治療だけでは効果を実感することができない場合もあります。

また、これらの治療につきものなのが、傷跡の問題です。少し色素沈着が残ったというレベルではそれほど気になりませんが、アザのような大きな傷跡が残ってしまったり、ケロイドとなって残ってしまったりすることもあります。

さらに、最悪の場合では皮膚感覚の麻痺や、引きつれ感、手足のしびれなどの後遺症が残ってしまうこともあります。

ですが、ヘナタトゥーであれば黙っていても10日間で消えてしまいますので、なんの問題も抱えることはありません。

タトゥーは徐々に市民権を得てきていて、理解のある方も増えています。ところがその一方で、タトゥーを入れている方を特別な目で見ている方が多いというのも事実です。

タトゥーファッションは楽しみたいけど、本当にタトゥーを入れてしまうのには抵抗があるという方は、消えるヘナタトゥーで、いつもとは違う自分を演出してみてはいかがでしょうか。

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