リストカットの治療方法とは?保険適応の有無と費用について

[最終更新日]2017/03/26

リストカット 治療

リストカットをしてしまうと傷跡が残ってしまい、後になって「どうしてあんなことしたんだろう…。」と後悔してしまいます。

リストカットの傷跡を隠すためにリストバンドをしたり、ファンデーションを塗ったり、様々な方法で対策をしてもどうしても限界があります。

今回はそんなリストカットの傷跡の治療方法をまとめました。

リストカットの治療法

まずここで紹介するリストカットの治療というのは、リストカットをすることでできた傷を治すためのものではなく、リストカットをすることで残ってしまった「傷跡」をなるべく目立たなくさせるためのものです。

あくまで目立たせなくするためのものであり、完全にリストカットの傷跡を消せるわけではないので、その点には注意してください。

それではリストカットの傷跡の治療方法をいくつか紹介していきます。

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フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーによるリストカットの傷跡の治療は、簡単にいえば肌自体を入れ替えることによって傷跡を目立たせなくするという仕組みです。

フラクショナルレーザーからは直径60ミクロンの非常に細いレーザーのシャワーが照射されます。

このレーザーが皮膚に当たると皮膚の深い部分まで穴が開くのですが、穴の周囲には熱と皮膚の欠損が発生するため、身体はこの穴=傷をふさぐために自然治癒をはじめます。

つまり皮膚の新陳代謝が促されるということです。

フラクショナルレーザーは皮膚の深いところまで届きその分レーザーによる傷も深くなるため、深い傷跡として残りやすいリストカットも目立たせなくできる可能性があるのです。

フラクショナルレーザーはレーザーのシャワーを照射するため、原理としては皮膚に無数の穴が開くことになりますが、この穴は実際に肉眼では確認できないほど小さな穴なので、文面から想像するほどの恐怖はありません。

ただしこれまでのレーザーと比べると照射の際の痛みはだいぶ軽減されましたが、それでもやはり日焼けをしたあとのようなヒリヒリとした痛みを感じることもありますし、人によっては照射後2~3日程赤みが残ったり、乾燥しやすくなるといったこともあります。

1度のレーザー照射ではあまり効果があらわれませんが、月に1回の照射を5回程度繰り返すと目に見えて効果を実感できるようになります。

肌に新しい大きな傷跡を作る必要がないのが、フラクショナルレーザーの最大のメリットです。

費用

病院やクリニックによって差はありますが、あるクリニックでは5cm以下の傷跡への1回の照射で35,100円~となっています。

フラクショナルレーザーは1回の照射では効果が実感できませんので5回照射した場合には175,500円以上かかる計算となります。

切除縫合

切除縫合によるリストカットの治療というのは、すでにあるリストカットの傷跡を切り取り、リストカットとは違う新しい傷跡を作る方法です。

リストカットの傷跡は腕の内側に複数本できる場合が多く、切除縫合ではこのリストカットの傷跡がある皮膚を切開して切り取ってしまいます。

その後元あったリストカットの傷跡に対して垂直方向になるように皮膚を縫合して治療は終了となります。

リストカットの傷跡が消えたかわりに腕に多きな1本の傷跡ができますが、傍から見ると骨折など腕の手術をしたときの傷跡のようにもみえます。

フラクショナルレーザーの場合は、月に1度の照射しかできないため治療が終了するまで5ヶ月程度かかりますが、切除縫合であれば物理的にリストカットの傷跡を切り取ってしまうわけですから、手術が終わった時点でリストカットの傷跡とはおさらばできます。

費用

病院やクリニックによって差はありますが、あるクリニックでは1cmあたり25,000円となっています。

そのためリストカットの数も多く、切除縫合する範囲が広くなればなるほど費用も高額になります。

アブレーション2000

アブレーションによるリストカットの治療というのは、リストカットの傷跡周辺の皮膚にCO2レーザーなどを照射してダメージを与え、自然治癒により傷跡を目立たせなくする方法です。

切除縫合の場合はリストカットの傷跡のかわりに手術跡のような傷跡が残りましたが、アブレーションの場合はやけどの跡に似た傷跡が残ります。

切除縫合だとリストカットの傷跡の範囲が広いと対応できないケースがあるのですが、アブレーションはそういった広範囲の傷跡にも対応できるというメリットがあります。

費用

病院やクリニックによって差はありますが、あるクリニックではハガキほどの大きさのリストカットの傷跡の場合、500,000円ほどかかるとされています。

広範囲の傷跡に対応できる分、費用も高額になりがちです。

リストカットの治療に保険は適応されるの?

リストカットを治療する場合に気になるのが、保険が適用されるかどうかです。

リストカットの傷跡というのは自分で作ってしまったものであり、それがあることで日常生活が送れなくなるということはあまりありません。

そのため、基本的にリストカットの傷跡の治療には保険は適用されないと考えた方がいいでしょう。

しかし、実際には保険を適用してもらった上でリストカットの治療を受けている人がいるのも事実であるため、治療の際には一度電話などで確認したほうがいいでしょう。

消したつもりが余計目立つことにも?!

リストカットの治療法の項目で「切除縫合」について紹介しました。

説明を読んでいただければだいたいの治療の内容は想像できたかとは思いますが、念のために言っておきますがこの方法で治療をすると、リストカットの跡を消したつもりが別の形で余計目立つようになることもあります。

確かに切除縫合手術をすればそれまでのリストカットの傷跡は消えてくれますが、そのかわりにリストカットの傷跡に垂直になるように大きな傷跡が1本できてしまいます。

リストカットのように複数本ではなく1本の傷跡ですむため、他人に傷跡について聞かれても「リストカットの跡」ではなく「手術の跡」と答えられます。

しかし、こういったリストカットの傷跡の治療法を知っている人から見れば、腕に入った1本の大きな傷跡を見るだけでリストカットの傷跡を消すためにでできた傷跡だということが分かってしまいます。

またそういった手術を知らない人からしても、やはり大きな傷跡は目立つ存在なのです。

リストカットの傷は完全に消すことは不可能

リストカット 治療
リストカットをしてしまった人からすれば、傷跡は完全に消してしまいたいと思うでしょう。

しかし残念ながら現在の治療では、リストカットの傷跡を完全に消すこと、なかったことにするのは不可能です。

先ほども説明したように切除縫合ではリストカットの傷跡がなくなるかわりに新しく大きな傷跡を作ることになります。

アブレーションの場合も同様にやけどのような傷跡を作ることになりますし、フラクショナルレーザーでは新しく傷が増えることはありませんが、傷跡が少しぼやける程度の効果しか得られないケースも多いです。

そのため、現状ではリストカットの傷跡治療はリストカットの傷跡を完全に消すためのものではなく、「目立ちづらくする」「わかりづらくする」「ぼかす」ためのものだと理解しておくことが大切です。

リストカットの傷跡の治療は保険が適用されないケースが多く、治療を受けるとなると費用が高額になることも覚悟しなければいけません。

リストカットの傷跡を隠す方法、目立たなくする方法は他にもあるため、どの方法が自分に最も適しているか考えたうえで治療を受けるかどうか判断したほうが良いでしょう。

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まとめ

  • リストカットの治療というのは、リストカットをすることでできた傷を治すためのものではなく、リストカットをすることで残ってしまった「傷跡」をなるべく目立たなくさせるためのもの。
  • 基本的にリストカットの傷跡の治療には保険は適用されないが、実際には保険を適用してもらった上でリストカットの治療を受けている人がいるのも事実であるため、治療の際には一度電話などで確認したほうがいい。
  • 現状ではリストカットの傷跡治療はリストカットの傷跡を完全に消すためのものではなく、「目立ちづらくする」「わかりづらくする」「ぼかす」ためのものだと理解しておくことが大切。

 

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