やけど跡を消すのに効果的な方法は?治療方法は何がある?

ちょっとした不注意や事故、またタトゥー除去に伴うやけど跡など、やけどをしてしまってどうしたらよいかと悩んでいる方も多いはず。

今回は、やけど跡のタイプから応急処置、治療法までをみていくことにしましょう。

まずは応急処置!

やけど 跡 消す
やけどをおってしまった時に1番にしてほしいことは、応急処置です。
小さい頃、やけどをしたら、蛇口の水で冷やしていませんでしたか??これ正解です。

  1. 患部とその周りを水で10分~15分冷やすようにしましょう。
    これで終わりではなくて、患部を冷やし続けることが大事です。
  2. ナイロン袋に氷を入れて患部に当てます。保冷剤などがある方はそれでもいいですよ。
  3. 冷やし続けながらお医者さんへいきましょう。

この応急処置はスピードが命です。冷やすことでやけどの進行を防ぐとともに痛みなどを抑えることができます。ただし、傷口を流水にさらすことはあまりオススメできません。刺激により皮膚が剥がれてしまう恐れがあるからです。

衣類の上からやけどした場合には服の上から直接冷やすようにしましょう。間違っても服は脱がないでください。焦って衣服を脱がすと、水疱が破れて症状をひどくしてしまうことややけどの深度を深くしてしまうことなどがあります。指輪などのアクセサリーは早めに外したほうが良いとされています。やけどを負った部分が腫れて外せなくなる恐れがあるからです。

やけどに良いといわれる民間療法を行うことはオススメできません。やけどを負った部位に蜂蜜を塗る、大根おろしを塗る、ジャガイモのしぼり汁を塗るなどが良いといわれているようですが、科学的な根拠はありません。感染症の原因になることや症状を悪化させてしまう恐れ、その後に行う治療に悪影響を与える恐れなどがあるので、やけどを負った方は民間療法ではなく応急処置を行いましょう。

以上が基本の応急処置となります。必ず行いたい対応ですが、やけど跡を残さないことを保証するものではありません。正しい応急処置を行っても、やけどの程度によってはやけど跡が残るケースはあります。

やけどの症状と深度

やけど 跡 消す
まずやけど跡には、種類があります。

夏、海水浴など紫外線を浴びて皮膚が赤くなりませんでしたか? 実はこれもやけどの仲間。
これは、皮膚の表面や浅い部分のやけどです。多少ひりひりしたり、赤くなります。
これは、深度1といってやけどの中でも1番軽いタイプです。

次に、水ぶくれができてはれ上がってしまう症状が出る場合。これを深度2といいます。
このタイプはさらに2段階に分かれていて、素人が判断するのは難しいです。
強い痛みがあり、中には皮膚が白っぽく変色して感覚が鈍くなる方もいます。

最も重症なのが深度3です。
この場合、皮下組織にまで影響が及んでいるので皮膚が白く変色したり、炭化、壊死します。痛みの感覚が無いのが特徴です。

やけどのタイプによっても治療法が変わってきますので、自分がどのタイプなのか頭に入れておくことが大切ですよ。

やけど傷のタイプ

やけど跡の種類についてみてきましたが傷のタイプにもいくつか種類があります。
「熱傷」「化学損傷」「電流傷」「低温熱傷」と呼ばれるものです。
専門的な言葉で少し難しいかもしれませんがやけどとは一般的には皮膚が高温の熱源に触れて起こる熱傷や低温の熱源に長時間触れていることで起こる低温熱傷のことをヤケドと言うことが多いようです。
上記で述べたように自分のやけどのタイプと種類によって治療法は変わってきます。

やけどを負った人は医療機関で相談

やけどの重症度は深度と範囲で決まります。その後の治療ややけど跡を考えると、特に重要といえるのが深度です。深度を正確に評価することは難しいとされています。素人目には浅いやけどに見えても、実際は深いやけどということがあるからです。評価や対処法を間違えると、やけど跡を残すことやひきつれを残して生活に支障が生じることなどがあります。

やけどを負った直後で対処法をお探しの方は、出来るだけ医療機関で相談しましょう。結果的に浅いやけどであっても怒られることなどはありません。現在では、やけど跡を残しにくい優れた治療法が用意されています。やけど治療に実績のある皮膚科などを受診すると良いでしょう。手足や顔などのデリケートな部位に深いやけどを負った方は入院治療が必要になるかもしれません。可能であれば、入院できる病院を選びましょう。思わぬトラブルに発展することがあるので、軽視せずに対処することが重要です。

どうやればやけど跡が消えるの?

自力でケア

もちろんこれは、軽いやけどの場合です。
上記で説明したものを用いるのなら深度1です。
自分でケアする場合のポイントをみていくことにしましょう。

保湿
保湿は、現在使っているもの(美容液、ローション)を使用してくれればいいのですがビタミンC誘導体のAPPSが配合されたものが効果的です。
ビタミンCには傷の修復を助ける作用やシミや色素を薄くする効果があるといわれています。さらにコラーゲンが作られやすく、肌のハリを取り戻す効果などがあるともいわれています。
さらに大事なのは傷跡を消すためにはビタミンCを内部から摂取するのではなく、皮膚から吸収させるということです。

紫外線対策
少し意外ですが、紫外線対策もやけど跡の予防につながります。特に、浅いやけどの場合に有効な対策とされています。浅いやけどで多いのが、色素沈着により茶色のやけど跡が残ることです。色素沈着の原因は紫外線を浴びることです。紫外線対策で影響を防ぐことによりやけど跡を予防できます。紫外線は、日焼け止めや日傘、帽子の着用などで防ぐと良いでしょう。

圧迫
程度にもよりますが多少凸凹ができるかと思います。この凸凹の上にシリコンジェルシートを使用します。
保湿してくれるだけでなく、患部を圧迫することにより凸凹の傷跡を平らにしてくれる効果があります。
シートの上から医療用テープで固定してもいいでしょう。

市販薬
より本格的なセルフケアに取り組みたい方は、市販薬を利用するとよいかもしれません。市販薬の中には、やけど跡に効果的とされているものがあります。保湿・紫外線対策・圧迫より一歩進んだセルフケアに取り組めるはずです。

やけど跡に有効とされる市販薬に含まれている成分がヘパリン類似物質です。同成分は、古くから乾燥肌の治療に用いられてきました。乾燥肌の治療に用いられてきた理由は、「肌の水分を保持する作用」「炎症を抑制する作用」「血行を促進する作用」があるからです。それぞれの働きとやけど跡の関わりは次の通りです。

火傷を負った肌は、皮脂腺や汗腺などが欠如しているため乾燥しやすいとされています。肌の潤いはバリア役を果たすので、肌が乾燥すると外部の刺激にデリケートな状態となってしまいます。ヘパリン類似物質は、やけど跡の潤いを取り戻すとともに柔軟性を取り戻すと考えられています。

やけどを負った肌は炎症を起こしています。炎症が続くと、肌は正常な機能を維持できなくなります。ヘパリン類似物質は抗炎症作用により肌の機能を回復させます。

血行を促進する作用は、皮下組織の血流を良くします。血流が良くなると肌の新陳代謝(ターンオーバー)が活発になります。ターンオーバーとは、古い肌が新しい肌に入れ替わることです。

また、ヘパリン類似物質はやけど跡や傷痕などで過剰に生成されるコラーゲンの分解に関与している可能性も示唆されています。以上の働きなどにより、ヘパリン類似物質を含む市販薬はやけど跡に効果的と考えられています。ただし、やけど跡に市販薬を塗ったからといってすぐにやけど跡が消えるわけではありません。効果を実感するにはある程度の期間がかかります。

やけど跡が消えるまで時間がかかる理由は、肌のターンオーバーにあわせて作用するからです。肌の一番外側にある表皮は、上から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層で構成されています。角質層は死んだ細胞が積み重なったものです。角質層に重なった細胞は、基底層から角質層へ押し上げられてきた新しい細胞と入れ替わるように剥がれ落ちます。これがターンオーバーです。ターンオーバーの周期は、おおよそ28日程度といわれています。やけど跡を消すには肌が入れ替わる必要があるので、効果を実感するまで時間がかかるのです。具体的に、どのくらい利用すればよいなどの目安はありませんが、火傷跡を消すには長期間の利用が求められます。

この方法を毎日行うことで軽度のやけどであれば傷跡は目立たなくなることでしょう。

心配なら迷わず専門科へ

しかしながらいくら軽度でも自己判断で治療してしまうのは危険です。
一番いいのはやはり専門科です。
重度のやけどや範囲が広い場合には迷わずお医者さんに相談しましょう。

何科を診療すればいいの?

やけど跡は形成外科や美容皮膚科へ行きましょう。

中央クリニックでは、手術跡・傷跡を本格的に消したい方向けのレーザー治療や切除法などの傷跡修正治療を受けることができます。
無料カウンセリングも行っていますので、興味のある方は一度相談してみてください。

やけどなどの傷跡修正の無料カウンセリングを行なっている中央クリニックの公式サイトはこちら

治療方法

切除縫合術
イレズミ部分を局所麻酔下に切除して縫合する方法です。
本来は、ヤケド跡が狭い範囲で、かつ長い跡の場合に用いる術式で患部の皮膚を切除して、細かく縫合していきます。
イレズミの範囲が広範な場合には間隔を空けた複数回の切除縫合手術を行う場合もあります。
方法としては一度の切除縫合により可能な限り広範囲の切除を行い閉創し、その後1ヶ月~3ヶ月程経過して充分に創部の皮膚の伸展がもたらされた後、2回目の切除縫合を行い、残存したイレズミの除去を行うという方法です。
2回目の切除縫合でも取りきれなかった場合、さらに時期を空けて3回目の切除縫合を行うことになります。
術後は細い線のような縫合跡が残りますけど半年ほどで消えていきます

植皮術
ヤケド跡が広い範囲にある場合に用いる術式です。
採取する皮膚は薄いので全身のほぼどこからでも採取ができるのが特徴です。移植後の生着(治り)も比較的早いです。そのため、時間との戦いでもある救命にもよく使われます。
皮膚が治るのは早いのですが術後に皮膚が収縮してしまうことがデメリットとしてあげられます。
特に、顔面や関節部分など皮膚が頻繁に伸縮する場所への移植は適していません。
方法としては患部の皮膚を切除して、別の健康な箇所の皮膚を移植します時間の経過とともに徐々に目立たなくなっていきます。

削皮術
皮膚に入っているタトゥーの墨の約90%を削り取る治療法です。
ヤケド跡が比較的に軽い場合にはこの術式が使われます。
皮膚を削る機器を使って凸凹した皮膚の表面を削ることで目立たなくしていきます。
皮膚の全てを削り取るわけではなく、なるべく薄く、タトゥーが入っている部分ぎりぎりを削っていきます。
なるべく薄く削ることで、局所や体への負担を減らすことができます。
よって、上記で紹介した術式の中で最も技術を必要とします。医師の腕次第で結果に大きな差が出ますので技術力の高い医師を選ぶ必要があります。術後3か月くらいは赤みが残りますが半年ほどで消えていきます。

レーザー治療
皮膚科のみならず美容外科でも最新のレーザーや光治療でいろんな皮膚の老化による悩みが解決できるようになってきています。近年はレーザーによって、やけど跡だけでなくシミやそばかすに対する治療も発達しています。
美容外科などはカウセリングを無料で行っているところも多いですので相談にいってみるだけでも良いのではないでしょうか。

内服薬
やけど跡の治療では内服薬も活用されています。具体的には、トラニラストと呼ばれる成分を含む内服薬が用いられています。トラニラストが用いられている理由は、炎症細胞が放出する化学物質を抑制することによりかゆみなどを抑えるとともにやけど跡の増殖を抑えることができるからです。やけど跡が気になりだした時に服用すると効果的といわれています。やけど跡が気になる方は、出来るだけ早めに医療機関で相談しましょう。

塗り薬
同様に塗り薬も利用されています。一例として挙げられるのがヒルドイドクリームです。ヒルドイドクリームは、市販薬で紹介したヘパリン類似物質と同じ有効成分です。つまり、ヒルドイドクリームが先発医薬品、ヘパリン類似物質が後発医薬品(ジェネリック医薬品)という位置づけになります。ヒルドイドとヘパリン類似物質の効き目は同じです。同様に、ステロイドを含む軟膏やクリームなども利用されています。これらの塗り薬にも炎症を抑える働きが期待できます。

テープ
もう一つの選択肢として挙げられるのがテープを使った治療です。ステロイドのテープなどが利用されています。炎症を抑えることで、やけど跡の増殖を抑える働きや赤みを軽減する働きが期待できるとされています。

圧迫療法
弾力のある包帯やサポーター、シリコンシートなどでやけど跡を圧迫する治療も行われています。血流を低下させることで、やけど跡の増殖を抑えることが出来ると考えられているからです。また、やけど跡を保護できるので、傷に対する刺激を軽くすることもできます。この点も、圧迫療法に期待できる働きのひとつです。

まとめ

いかがでしたか。やけどの種類や治療法について分ったと思います。
やけどをしたらまず応急処置をして病院へかかりましょう。
傷跡については形成外科や美容外科で目立たなくすることも可能です。自己判断せず、専門医の意見を聞くようにしてくださいね。