仕事やプライベートの都合などでタトゥーを隠さなければならないことってありますよね。このような場合、タトゥーを隠すシールに注目するとよいかもしれません。シールを利用すれば、腕や足などに入れたタトゥーを手軽に目立たなくすることができます。
このページでは、シールの使い方や商品の選び方、利用した方の口コミなどを紹介しています。併せて、自分でタトゥーを隠すその他の方法とそれぞれのメリット・デメリットも解説しています。
以上を理解すれば、タトゥーを隠すシールの特徴と自分に合っているタトゥーの隠し方が分かるはずです。今あるタトゥーを一時的に隠したい方は参考にしてください。
タトゥーを消すシールって?
皮膚からタトゥーを除去するには、医療機関でタトゥー除去治療を受ける以外に方法がありません。ですが、タトゥー除去治療は費用が高額である上に、完全にタトゥーが消えない、傷跡が残るなどの問題を抱えています。
また、治療を受けたあとにはダウンタイムが必要となりますので、外出することができないなどのデメリットを感じることもあるでしょう。
では、タトゥーを隠すシールを使用した場合ではどうなのでしょうか?
タトゥーを隠すシールは皮膚からタトゥーを除去することはできませんが、瞬間的にタトゥーを隠してしまえるというメリットを持っています。
そして、タトゥーがあるという理由だけで入場を禁じられていた公共施設への入場が可能になりますし、他人から見たあなたの印象も変わるに違いありません。さらに、タトゥーを隠すシールは身体に傷をつけることがありませんので、もちろんダウンタイムとも無縁です。
現在ではさまざまなタトゥーを隠すシールが販売されており、肌色も数種類のタイプから選ぶことができます。
そこで気になるのが、このようなタトゥーを隠すシールの価格なのではないかと思います。
これはもう、ピンキリですが、高性能なシールでは、12枚入りで2,200円、10枚入りで1,880円、5枚入りで1,200円~1,500円。このような価格帯の製品が多くなっています。
また、これらの製品はフィルムを剥がして皮膚に密着させますが、水を使用して密着させるタイプの製品もあり、サイズをカスタマイズできるタイプもあります。
小さなタトゥーの場合では既成のサイズに手を加えることなく使用することができますが、やや大きめなタトゥーが入っている方は、ご自身でサイズをカスタマイズできるタイプを選ぶと良いでしょう。
そして、さらに安価なシールも販売されていますが、その中にはウォータープルーフ未対応、剥がれやすい、カラーバリエーションが少ないなどのデメリットを持った製品もありますので、製品を購入する際には、その製品の特徴をよく確認しておきましょう。
タトゥーを隠すシールの使い方
タトゥーを隠すシールは、フィルムをはがして皮膚に密着させるタイプと水を使って皮膚に密着させるタイプに分かれます。それぞれ、どのように使用するのでしょうか。一般的な使い方を紹介します。
フィルムをはがすタイプのシールは次のように使います。
- タトゥーのサイズにあわせてシールをカットします。
- タトゥーを入れた箇所の肌を清潔にします。
- 肌に貼り付ける側の台紙(透明フィルムなど)をゆっくりはがします。
- タトゥーを隠したいところにシールを貼ります。
- 外側の台紙(透明フィルムなど)をゆっくりはがします。
ポイントは、肌に貼る側の台紙などをゆっくりはがすこと。焦ってはがすとシールがだぶついてしまいます。また、シールを貼るときに空気が入らないように気をつけます。中央から押さえつけるように貼るときれいに貼れることが多いようです。外側の台紙も焦ってはがすと空気が入る原因になるのでゆっくりはがしてください。
水を使うタイプのシールは次のように使います。
- タトゥーのサイズにあわせてシールをカットします。
- タトゥーを入れた箇所の肌を清潔にします。
- 台紙(透明フィルムなど)をはがして、タトゥーを隠したい箇所にシールを当てます。
- シールの上から濡れたタオルでしっかりと押さえます。
- シールに水を十分に含ませます。
- シールを乾燥させます。
ポイントは、シールに水をしっかり含ませることときっちり乾燥させることです。
タトゥーを隠すシールの使い方は以上の通りです。
タトゥーを隠すシールのはがし方
お風呂やプールに入るためにタトゥーを隠すシールを利用した方は、すぐにはがしたくなることがあるはずです。タトゥーを隠すシールはどのようにはがすのでしょうか。続いて、はがし方を紹介します。
- シールにセロハンテープを貼ってゆっくりとはがす。
- ベビーオイルあるいは消毒液をシールに含ませて、30秒くらい押さえてからゆっくりはがす。
- シールにお湯あるいはメイク落としを含ませて、身体を洗うスポンジなどで軽く擦る。
以上のはがし方などが勧められています。タトゥーを隠すシールをはがしたくなった方は、上から順番に試してみると良いでしょう。基本的に、貼ったシールをはがすと再使用はできません。代わりのシールがない方は、よく考えてからはがしましょう。
シール以外に隠す方法って?
瞬間的にタトゥーを隠すには、シールを貼り付けるという方法が最もお手軽です。
そして、シールではなくファンデーションやコンシーラーでタトゥーを隠すという方法もあり、こちらも瞬間的にタトゥーを隠すことが可能です。ただし、この方法の場合では、衣類にファンデーションやコンシーラーの色が移る可能性があるというデメリットを持っています。
タトゥーを薄くするクリームによるタトゥー除去という方法もあり、今すぐということでなければ、このようなクリームを毎日使い続けて、タトゥーが薄くなるのを待ってみても良いでしょう。ただし、早い方でも3カ月目あたりから効果が現れてきますので、お急ぎの方には不向きな方法です。
確実に皮膚からタトゥーを除去するのであれば、クリニックなどの医療機関でのレーザー治療、切除治療、植皮治療、削皮治療があります。それぞれの治療の概要は次の通りです。
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- レーザー治療
タトゥーの色素に反応するレーザーを照射する治療です。反応したレーザーが熱を発することで色素を破壊します(反応する色素の色はレーザーの種類により異なります)。これによりタトゥーを目立ちにくくすることが可能です。メリットはレーザーを照射するだけなので手軽に行える点、デメリットはタトゥーが目立ちにくくなるまで何度も治療を受けなければならない点です。
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- 切除治療
タトゥーが入っている皮膚を切除して縫い合わせる治療です。皮膚を紡錘形に切除する方法とタトゥーのデザインにあわせてジグザグに切除する方法があります。メリットは1度の施術でタトゥーを完全に消せること、デメリットは大きなタトゥーを消すことは難しいことです。大きなタトゥーを消す場合は複数回に分けて切除しなければなりません。
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- 植皮治療
タトゥーが入っている皮膚を深く削る、あるいは切り取って、他の場所から採取した皮膚を移植する治療です。メリットは1度の施術で大きなタトゥーでも消せる点、デメリットはタトゥーとは無関係の場所から健康な皮膚を採取しなければならない点です。皮膚を移植するというと綺麗な仕上がりになると思われがちですが、必ずしもきれいに仕上がるとは言えません。皮膚の色調が異なることやウロコ状の跡が残ることなどがあります(色調やうろこ状の後は時間の経過とともに目立ちにくくなります)。
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- 削皮治療
タトゥーが入っている個所の皮膚を薄く削る治療です。メリットは大きなタトゥーであっても1度の施術で消すことが出来る点、デメリットはやけど跡のような傷跡ができる点です(基本的に、時間の経過とともに目立ちにくくなります)。傷跡の目立ち方は、執刀医の技量や体質などにより異なります。タトゥーを消す効果的な治療ですが、施術前に仕上がり具合などを確認しておくことがポイントとなります。
クリニックを利用すれば、以上の方法でタトゥーを消すことができます。
クリニックでのタトゥー除去治療を検討されている方は、クリニックに一度相談してみてはいかがでしょうか。
カウンセリングは無料となっており、親身に相談に乗ってくれる医師が揃っています。
タトゥー除去の無料カウンセリングを行なっている中央クリニック公式サイトはこちら
このように、タトゥーを消す方法にはさまざまな種類があります。
瞬間的にタトゥーを隠してしまいたいのであれば、シールによるタトゥー隠しが、最も安価でお手軽な方法といえますが、
確実にタトゥーを除去したいのであれば、クリニックでのタトゥー除去治療が良いでしょう。
どれくらい貼ってても平気なの?
タトゥーを隠すシールは消耗品ですので、いつかは剥がさなくてはなりません。
では、タトゥーを隠すシールはどれくらいの期間貼り続けることができるのでしょうか?
これも価格帯と同様にまちまちですが、およそ1週間程度貼り続けることができる製品が多いようです。ただし、海やプール、温泉などで剥がれやすくなったり、汗で剥がれやすくなったりすることは当然考えられますので、そのようなレジャーにお出かけの際には、余裕を持った枚数の替えシールを持参して行くと良いでしょう。
また、製品によっては1日の使い切りタイプもありますので、この部分もきちんと確認した上で、製品を購入する必要があります。
そして、特に夏場に問題となるのが汗による皮膚のかぶれです。高性能な製品の場合では通気性にも配慮がなされていますが、それでも長時間(期間)貼り続けていれば、皮膚にかぶれが起こっても不思議はありません。
タトゥーを消すシールで万が一皮膚がかぶれてしまったら、もったいないと感じてもその日の夜には剥がし、ひとまず軟膏などでケアを行っておきましょう。
選び方は?
まず、ウォータープルーフに対応している製品を選びます。そして、できる限りご自身の元の肌色に近い色を選びます。
ここまでが製品選びの基本ですが、案外見落としてしまいがちなのが、製品そのものの厚みとカバー力、伸縮性です。
たとえば、厚みのある製品を選んだ場合では、シールと皮膚の境目に段差ができて目立ってしまうことがあります。さらにその製品のカバー力が弱かった場合では2枚貼ることになり、ますます段差が目立ってしまいます。
そして、伸縮性が乏しい製品の場合では、貼り付け後にシールがよれてシワになり、目立ってしまうことも考えられます。
タトゥーを隠すシールを選ぶ際には、
- ウォータープルーフに対応していること
- ご自身の元の肌色に近い色であること
- できる限り薄手タイプであること
- 1枚でタトゥーをカバーできること
- 伸縮性に富んでいること
この5点に注意を払いながら製品を選んでみましょう。
以上のほか、肌に与える影響にも注意が必要です。商品によってはしばらく貼り続けるので安全性を確認しましょう。
パッチテストを行っているシールやトラブルを起こす成分を含まないことを確認しているシールなどは利用しやすいといえます。これらを満たしていても体質によってトラブルを起こすことはありますが、リスク自体は低くなるといえるでしょう。肌がデリケートな方などは、シールの安全性にも気を付けてみてはいかがでしょうか。
口コミはどうなの?
気になるのが、実際にタトゥーを隠すシールを使用している方の生の声ですよね。それでは、いくつかの口コミをご紹介しておきますので、製品選びの際の参考にしてみて下さい。
ファンデーションテープの口コミ
- ファンデーションテープを腕に貼って、温泉に行ってきました。実は、今まで使用してきた製品がイマイチで、今回もダメもとで購入してみたんです。結果、大成功でした。よく見なければ貼っていることですら気がつきませんし、もちろん、温泉のスタッフさんに気付かれることもありませんでした。以前、スーパー銭湯で退場せざるを得なかった経験があるだけに、本当に感謝です
- 他の製品を使用していたのですが、その製品は端からボロボロと剥がれてしまうので不安でした。こちらの製品ではそのようなこともなく、プールや温泉にも行きましたが、まったく剥がれることがなかったので、とても安心でした
剥がれにくい、これは何よりも大切なことです。特に温泉やプールで剥がれてしまっては大変です。こちらの製品は温泉やプールでもまったく剥がれずに自然な仕上がりとなるようですので、高性能製品として捉えることができるでしょう。
カバーステッカーの口コミ
簡単に貼ることができて、長時間の温泉でも剥がれることはありませんでした。ただし、剥がすときが大変。これが欠点といえば欠点です
剥がすのが大変…これも、製品選びのチェックポイントかもしれませんね。
タトゥーカバーAQUAの口コミ
貼ったときのテカリが気になるので、上からファンデーションを塗ってごまかしています。また、汗をかくと剥がれやすくなります
こちらの製品は10枚入りで1,800円と成っていますので、平均的な価格帯であると考えることができます。ですが、テカリがあるというのはやや気になりますね。テカリもまた、タトゥーを隠すシールを選ぶ上でのチェックポイントとなりそうです。
自分でタトゥーを隠すその他の方法
タトゥーを消すシールは、タトゥーを隠す最も手軽な方法といえるかもしれません。出来るだけ素早くタトゥーを消したい方は試してみるとよいでしょう。他の方法も検討したい方は、次の方法などを参考にしてみてはいかがでしょうか。自分でタトゥーを隠すその他の方法を紹介します。
コンシーラーで隠す
先ほど紹介した通り、タトゥーはコンシーラーで隠すことが出来ます。コンシーラーとは、ファンデーションで隠しきれないお肌の悩みをカバーする化粧品。最近では、タトゥーを隠すために開発されたコンシーラーが登場しています。もちろん、通常のコンシーラーでもタトゥーをカバーできますが、専用に開発されたコンシーラーの方がカバー力は高いといえます。確実に隠したい方は、タトゥー用のコンシーラーを使用しましょう。
コンシーラーの選び方
コンシーラーでタトゥーを隠すポイントは、厚みではなく色でカバーすること。補色を上手に利用すれば、厚塗りしなくてもタトゥーを隠すことが出来ます。よって、コンシーラーは隠したいタトゥーの色で選びます。具体的な選び方は次の通りです。
寒色系のタトゥー:オレンジ・レッド系のコンシーラー
暖色系のタトゥー:イエロー系のコンシーラー
ブラック・ブルーなどのタトゥーは、オレンジ・レッド系のコンシーラーでカバーします。オレンジ・レッドなどのタトゥーは、イエロー系のコンシーラーでカバーします。
コンシーラーの使い方
ブラックのタトゥーを隠す場合は次のように利用します。
- タトゥーより一回り大きくなるようにオレンジ系のコンシーラーをのせていきます。
- コンシーラーと肌の境界線をぼかします。
- コンシーラーの上からフェイスパウダーで押さえます。
- 地肌の色に近くなるように、色味を合わせながらコンシーラーをのせていきます。
- 仕上げにフェイスパウダーで押さえます。
3つ目の手順でフェイスパウダーを利用している理由は、コンシーラーの色を混ぜないため。きれいな仕上がりを望む方は、出来るだけ使用しましょう。慣れればかなり綺麗に隠せます。
コンシーラーで隠すメリットとデメリット
タトゥーをコンシーラーで隠す方法には次のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- メイクが上手な人はほとんどわからない程度に隠せる。
- ウォータープルーフのコンシーラーを選べば水や汗にも強い。
【デメリット】
- 上手に隠すにはメイクのテクニックが必要なので男性にはあまりお勧めできない。
- メイクに時間がかかるので手軽とは言えない。
- コンシーラーやフェイスパウダーなどの化粧品が必要。
- 「メイク崩れ」のリスクがある。
上手に隠すにはメイクのテクニックが必要です。優れた隠し方ですが、誰でも行えるというわけではありません。
ファンデーションスプレーで隠す
メイクが苦手な方は、より手軽なファンデーションスプレーでタトゥーを隠すとよいかもしれません。ファンデーションスプレーとは、その名の通りファンデーションをスプレーできるもの。最近では、タトゥーやアザを隠すために開発された商品が登場しています。
ファンデーションスプレーの使い方
タトゥーを隠す目的で利用されているファンデーションスプレーのひとつが「カクシス」です。カクシスの使い方は以下の通りです。
- ファンデーションスプレーを吹き付ける部分の肌をきれいに洗い水分をふき取る。
- スプレー缶を手の中で温めてから、1分以上、上下に振る。
- タトゥーを隠したい部分にダークブラウンを左右に動かしながらスプレーする。
- 肌色に合わせたスプレーを左右に動かしながらスプレーする。
- スプレーが乾燥するまで待つ。
最初にスプレーするダークブラウンは下地です。スプレーは肌から、10cm以上、離して行います。
ファンデーションスプレーで隠すメリットとデメリット
ファンデーションスプレーには、次のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- メイクが苦手な方でも手軽に利用できる。
- 商品によっては、プールや温泉に入っても色落ちしない。
- 商品によっては、2~3日程度、カバー力が持続する。
【デメリット】
- 綺麗に隠すにはスプレーを上手に吹き付ける必要がある。
- 上手に吹き付けてもきれいに隠しきれないことがある。
- ファンデーション落としが少し大変。
- 強く体を擦ると色落ちする。
- それなりの費用が掛かる
メイクが苦手な方でも手軽に利用できる方法ですが、タトゥーを上手に隠すにはスプレーのテクニックを求められます。それなりに慣れが必要な隠し方といえるでしょう。1本3000円程度のスプレーが複数本必要になる点にも注意が必要です。
テーピングで隠す
とにかく手軽にタトゥーを隠したい方にオススメの方法がテーピングです。テーピングは、スポーツ選手などがけがの治療や予防などのために関節や筋肉などに巻いているテープです。タトゥーを入れた部位にテーピングを巻くことで隠すことが出来ます。
テーピングの選び方
テーピングでタトゥーを隠すときは商品選びに注意しましょう。次のポイントを押さえてみてはいかがでしょうか。
- 目立ちにくい肌色の商品を選ぶ。
- 伸縮性のあるテーピングを選ぶ。
関節などを固定するために用いられているテーピングは、伸縮性がないので動きづらくなります。タトゥーを隠す目的で使用する場合は、伸縮性のあるテーピングを選びましょう。この目的に最適なのがキネシオテープと呼ばれるテーピングです。筋肉と同じくらい伸びるので、日常動作を邪魔しません。また、筋肉に沿って貼るものなので、腰や背中などの筋肉に沿って貼っても違和感を抱かれません。
テーピングで隠すメリットとデメリット
テーピングでタトゥーを隠す方法には次のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- 貼る、巻くだけで良いので、手軽にタトゥーを隠せる。
- タトゥーを隠したいときにすぐに隠せる。
- 一本数百円から購入できるのでコスとパフォーマンスに優れる。
【デメリット】
- タトゥーを隠したテーピングが目立ってしまう。
- タトゥーを入れた部位によっては隠しづらいことがある。
- プールや温泉などでははがれる可能性がある。
- 長時間、隠し続けると肌に負担がかかる。
コスパが良いので、日常的にタトゥーを隠したい方に適しています。ただし、タトゥーを隠しているテーピングが目立ちます。会社や学校などでは、テーピングを巻いている理由を確かめられるかもしれません。便利な方法ですが、利用する場所は選ぶといえそうです。
サポーターで隠す
テーピングとよく似た方法ですが、タトゥーを入れた部位によってはサポーターで隠すこともできます。腕や足に入れたタトゥーは、サポーターで隠しやすいといえるでしょう。
サポーターで隠すメリット・デメリット
サポーターでテーピングを隠す方法には次のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- タトゥーを隠したいときにすぐ隠せる。
- 比較的大きなタトゥーでも隠せる。
- 継続して利用できるのでコストパフォーマンスに優れる。
- ファッション感覚でタトゥーを隠せることも。
【デメリット】
- タトゥーを隠しているサポーターが目立つ。
- 部位によってはタトゥーを隠せない。
- プールや温泉などでは利用できない。
- 暑い季節は蒸れやすい。
テーピングと同じく、タトゥーを隠しているサポーターが目立つ点が最大のデメリットです。会社や学校などでは利用しづらい隠し方といえるでしょう。様々なサポーターが登場しているので、サポーターを選べばファッション感覚でタトゥーを隠せます。この点はメリットといえます。
プロにタトゥーカバーを依頼
ウェディングドレスを着る、会社の面接があるなどの理由で、タトゥーを確実に隠したいと考えている方がいるはずです。あてはまる方は、プロにタトゥーを隠してもらうとよいかもしれません。
一部のメイクサロンなどの中には、タトゥーカバーを行っているところがあります。このようなサロンに依頼すれば、プロの手により一時的にタトゥーを隠すことができます。専門的な技術を活用してタトゥーを隠すので、他の方法より目立ちにくくなります。プロが行うタトゥーカバーを紹介します。
特殊メイクでタトゥーカバー
メイクサロンなどの中には、特殊メイクの技術を応用してタトゥーカバーを行っているところがあります。従来のファンデーションでは消すことが出来なかったタトゥーや不自然になってしまうタトゥーを自然に隠せる点が魅力です。おおまかな施術の流れは次の通りです。
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- カウンセリング
タトゥーの状態を確認して、全体の流れの説明を受けます。
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- メイク落とし
タトゥーを入れている個所のメイクなどを落とします。
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- 特殊メイク
専門家の手により、タトゥーを隠す特殊メイクを行います。
メイクにかかる時間と料金は、タトゥーの大きさで変わります。また、タトゥーを隠す箇所に凹凸があると、カバーピースを貼りつけるので施術時間は長くなります。詳しくは、施術を受けるメイクサロンで確認してください。
メイクの持続期間は1日~2日程度です。肌荒れの恐れがあるので24時間以内に落とすことが勧められています。メイクは専用のリムーバーで落とします。サロンで落とすケースと自宅で落とすケースがあるようです。
エアブラシを用いたタトゥーカバー
メイクサロンなどの中には、エアブラシを用いてタトゥーカバーをしているところもあります。霧状のファンデーションを肌に吹き付けるので、スポンジや指先でファンデーションを馴染ませるより美しい仕上がりになるとされています。施術の流れは次の通りです。
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- カウンセリング
カバーするタトゥーを確認。全体の流れの説明を受けます。
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- 下地の作成
タトゥーに吹き付ける下地を作成します。
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- 下地の吹き付け
タトゥーをカバーする箇所に下地を吹き付けます。
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- ファンデーションの作成
肌の色にあわせてファンデーションを作成します。
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- ファンデーションの吹き付け
下地の上からファンデーションをまんべんなく吹き付けます。
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- ブラシでパウダーをのせる
ファンデーションをカバーするため、ブラシでパウダーをのせます。
耐水性のカバーを施してくれるサロンを利用すれば、お風呂に入っても落ちることはありません。カバーは、2・3日程度、もつことが多いようです。ただし、お手入れ方法や季節などの影響を受けるので、実際にもつ期間は確認が必要です。
注意点は、施術前にムダ毛を処理しておくこと。エアブラシでファンデーションを吹き付けるので、ムダ毛が生えていると仕上がりが悪くなります。また、皮膚に凹凸がある箇所や関節に入れたタトゥーなどは、うまく隠せないことがあります。
プロの手によってもタトゥーをカバーできます。確実に隠したい方は、相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上の方法などでたタトゥーを隠すことが出来ます。それぞれ、特徴やメリットとデメリットなどが異なるので、自分に合った方法で隠すことが重要です。長期的に隠し続ける必要がある方は、タトゥーの除去を検討してみてはいかがでしょうか。医療機関で相談すれば除去することが出来ます。