わきがの手術跡を目立ちにくくする3つのセルフケアと3つの治療法

わきがの手術は原因となるアポクリン線をはじめエクリン腺、皮脂腺を除去することでにおいの元はもちろん、影響を与える要因にまでアプローチできるのが大きな特徴です。効果を持続させるためには手術で脇の下を切除する方法が一般的なようです。

皮膚を縫い合わせたこの縫合跡ですが、他の場所から皮膚をもってきて縫い合わせた皮膚移植において皮膚が壊死したなどさまざまなトラブルが報告されています。脇の下だから他の部位に比べ人目につくことは少ない部位ですがやはり綺麗にしたいと思う方は多くいらっしゃいます。

まず、わきがの手術跡が目立つ原因を解説します。その次に、自分で行える3つのセルフケアとクリニックなどで受けられる3つの治療も紹介します。お悩みの度合いに応じて対処法を選べる点がポイントです。

このページを見れば、わきがの手術跡にどう対処すればよいかがわかります。脇を露出しづらいなど、お悩みを抱えている方は参考にしてください。

わきがの手術跡が目立つ理由

ご存知の通り、わきがはいくつかの方法で手術が行われています。中でも傷跡が残りやすいとされているのが反転せん除法(切開法)です。反転せん除法では、脇のしわに沿って、皮膚を5cmほど切開、皮膚を反転して目視でアポクリン汗腺を確認・除去します。医師が目で確認してアポクリン汗腺を除去するので、わきがの治療法の中で最も効果が高いとされています。

わきがにお悩みの方にとって魅力的な治療法ですが、5cm程度の傷ができる点は見逃せません。ただし、多くの場合、わきのしわに沿って切開するので目立たないといわれています。術後のケアが悪いと目立ちやすくなるようです。皮膚の付き方が悪くなるからです。

基本的に、わきがの手術を行った後は傷口を圧迫・固定します。圧迫・固定する理由は、血種を予防するとともに皮膚をきれいにつけるためです。圧迫・固定期間中に腋を激しく動かすなどすると、皮膚がずれて、あるいはよれて、元通りの状態にならないことがあります。具体的には、皮膚が凸凹になることなどがあります。わきがの手術を受けた後は、医師が許可するまで安静に過ごすことが重要です。

以上のほかにも、様々な原因でわきがの手術跡が目立つことはあります。わきがの手術跡はどのように消せばよいのでしょうか。

自力で治療する方法

最初に、自分で行う治療法を紹介します。

その前に傷跡治療で1番大切なのが保湿と紫外線対策です。
乾燥と紫外線は色素沈着によるシミ傷口の状態悪化を引き起こすなどきちんと対処する必要があります。

保湿する場合、今使っている化粧水などを使用していただいてもかまいませんが、1番効果的なのはAPPSというビタミンC誘導体の成分が配合された化粧水を使うこと。現在使っている化粧水の成分などをチェックしてみてくださいね。
ビタミンCには傷の修復を助ける作用や、シミ・色素を薄くする効果、さらにはコラーゲンを作りすくして肌のハリを取り戻す効果があります。食べ物などでビタミンCを体に摂取するより肌から直接の方がビタミンを吸収しやすいようです。

紫外線対策においては、普段行っている紫外線対策を行っていただければ結構です。脇の場合は比較的隠れやすい場所なので問題はないですが日焼け止めクリームや、日傘などが効果的ですよ。

シリコンジェルシート

わきが 手術跡

シリコンジェルシートで圧迫して盛り上がった傷を抑える方法です。
縫合跡が盛り上がっている場合に圧迫して平らにすることで傷が目立たなくなります。
シリコンジェルシートの優秀なところは傷跡を圧迫しながらさらに保湿もしてくれるというところです。その手軽さからも使用している人は多いようです。ネットなどで簡単に手に入れることができます。
テープが剥がれるのが気になる方は医療テープなどを使用してシートを固定してください。
シリコンジェルシートは副作用もなく手軽さから人気なのですが、デメリットとしては治療に時間がかかり根気が必要ということです。最低でも効果が出るまでに2~3ヶ月は様子をみましょう。深い傷や古い傷の場合にはもう少し時間がかかりそうです。

ハイドロキノンクリーム

わきが 手術跡

古くからお肌の美白成分として注目されているクリームです。ハイドロキノンとは天然成分であるということも人気の理由のようです。
副作用はほとんどないようですが、つけたときにピリピリすなどといった痛みを伴う方もいるようです。
また、白くなった、赤くなったなど肌の色の変化もみられるようです。さらには、病院で医師に処方してもらったハイドロキノンクリームは軟膏で強力なものであり保管も難しく1ヶ月ほどで酸化してしまうようです。

ヒルドイド軟膏

わきが 手術跡

ヒルドイド軟膏は、血行促進、皮膚保湿、傷跡を目立たなくするなどの効果があります。効果もよく副作用も少ないと病院でもよく処方されるお薬です。
ただ注意点としては、血栓を溶かす作用があるため、出血しやすくなると重篤な状態になる可能性のある方などは使用する際、注意が必要です。

きちんと治療したいならクリニックへ

自己判断は危険なのときちんと治療しようと思うとクリニックの受診が必要です。病院は、美容外科や美容皮膚科を受診するようにしてください。
さらに形成外科専門認定医という医師がいればなお安心ですね。これは医師個人に与えられる資格で、厳しい基準をクリアした人だけが取得できます。
形成外科専門認定医とは、大学病院などの認定施設で7年間症例実績を積み重ね評価が行われ面談や試験をクリアした人にもらえる資格です。クリニックを受診すればどのような治療を受けられるのでしょうか。わきがの手術跡でお悩みの方に行われている治療の一部を紹介します。

切除術

わきがの手術跡が気になる場合に行われているのが切除術です。傷跡部分を切除して縫い縮めて線状の傷にすることで手術跡を目立ちにくくすることができます。わきがの手術跡であれば1度の切除術で改善できると考えられますが、手術跡が大きいケースなどでは分割して切除することもあります。分割切除する場合は、2回目の手術まで半年程度あけることが多いようです。あくまでも手術跡を目立ちにくくする治療なので、手術跡が完全になくなるわけではありません。目立つ手術跡を目立たない手術跡に置き変える治療と考えればよいでしょう。

レーザー

手術を受けたわきの黒ずみなど、色素沈着が目立つケースもあります。このようなケースでは、レーザー治療を行うことがあるようです。レーザー治療は、脇にレーザーを照射して光と熱で症状を改善する治療です。赤みを伴う黒ずんだわきにはロングパルスYAGレーザーなどが用いられています。また、でこぼこになった肌を削るように働くレーザーもあります。メリットは、切開しなくてよい安心感を得られることです。デメリットは、治療に時間がかかることと手術跡そのものを根本的に改善することはできないことです。治療を受ける前に、どのような効果を期待できるか確認しておくことが重要といえるでしょう。

ハイドロキノン・トレチノイン

同じく、手術を受けたわきの黒ずみなど、色素沈着が気になるときに用いられているのがハイドロキノンとトレチノインなどです。ハイドロキノンは黒ずみの原因になるメラニン色素をつくるメラノサイトを阻害することで白い肌に導く成分、トレチノインはビタミンA誘導体のひとつで肌の新陳代謝を促すことでメラニン色素の排出を助ける成分です。これらを用いることで、わきがの手術跡、特に黒ずみを目立ちにくくすることができます。ただし、即効性のある治療ではありません。また、劇的な効果も期待しづらいといえます。もちろん、手術跡そのものを治す治療ではないので、レーザーと同じくどのような効果を期待できるか確認しておくことが重要です。

クリニックで症状を確認することが重要

以上のほかにも様々な治療が行われています。同じわきがの手術跡であっても、人により症状やお悩みは異なるからです。例えば、わきがの手術跡がケロイドになっている場合などは、慎重な治療が求められます。単に、黒ずみが気になる程度であれば、レーザーだけで改善できるかもしれません。ケースにより最適な治療法は異なるので、信頼できる医師に相談する必要があります。

わきがに限らず手術跡の修正は、ある程度の時間が経ってから行います。手術後、しばらくは傷あるいは傷跡の状態が変化をしていくからです。この間は、執刀医などの指示に従い傷跡を目立たなくするケアを行います。それでも傷跡が目立つ場合に修正を検討します。手術後の傷跡が変化する期間はおおよそ3カ月程度といわれています。よって、修正の最短時期は手術3カ月後ということができます。わきがの手術跡が気になる方は、手術3カ月後までは医師に傷跡を残さない方法を相談し、手術3カ月以降は修正の相談を始めると良いでしょう。いずれにせよ、専門的な判断が必要なので、信頼できる医師に早めに相談することをオススメします。

美容外科などには、無料カウセリングがあります。そこで、症例数や料金、治療法、アフターケアをしっかり行ってくれるかなどを確認し、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。